Home » “音声のAR”プラットフォーム開発のGATARIが資金調達 秋葉原にスタジオ開設


投資 2021.02.25

“音声のAR”プラットフォーム開発のGATARIが資金調達 秋葉原にスタジオ開設

株式会社GATARIは第三者割当増資による資金調達を実施、これまでの累計調達額が1億円を超えたとのことを発表しました。今後、同社は音声ARプラットフォーム「Auris」への事業投資や採用活動へ注力。また「Auris」の体験施設「GATARI 秋葉原スタジオ」を東京・秋葉原にて3月1日に開設します。

第三者割当増資の引受先は、W ventures、OLM ventures、東大創業者の会応援ファンド、毎日みらい創造ラボ、名古屋テレビベンチャーズ、国光宏尚氏、小泉直也氏、濱本暁氏、馬場健氏です。GATARIは事業投資および採用活動を本格化し、「Auris」の応用・実用化に向けてプロダクト開発・運営に取り組む、としています。

GATARIは2016年に設立した東京大学発のAR/MR開発スタートアップです。同社が開発する「Auris」は、スマートフォンで空間をスキャン、スキャンした空間の編集やクラウド保存、マルチプレイヤー体験などが可能な音声ARプラットフォームです。

現実空間に音を設置する「Auris」

「Auris」では、スキャンした施設のデジタルツイン(現実空間をデータ化する技術)とカメラで取得した現実の風景を照合し、位置測位を行うため、施設側にビーコンやセンサーなどの設置は不要。既存設備を生かして空間を活用することが可能です。また、カメラからユーザーの位置情報を取得することで、「椅子に座る」などの動作に合わせて音響演出が変わるなどインタラクティブな表現ができるとのことです。

(参考)株式会社GATARI プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード