「バーチャルスニーカー」のFutures Factoryが約2.7億円を調達、ARとNFT組み合わせて提供

ARとNFTを活用したスニーカーのマーケットプレイスFutures Factoryが、シードラウンドで250万ドル(約2.7億円)の資金を調達しました。同社はこの資金を、2021年9月から2022年3月にかけて製品開発のために使用する予定です。

今回のラウンドは、SeedcampとStrideがリードし、Voodooの共同設立者、Kima Ventures、RTP Global、さらにテクノロジー、暗号、ファッション分野のエンジェル投資家が参加しました。

ARとNFTを組み合わせた「バーチャルスニーカー」

フランスに本社を置くFutures Factoryは2020年設立。ARとNFTによって物理的な世界とデジタルな世界を融合させた、“バーチャルスニーカー”のマーケットプレイスです。同社が提供するバーチャルスニーカーは、コレクションしたりビデオゲーム内で使用して遊んだり、ARを使って自分の足元に置いたりできます。また、これらのバーチャルスニーカーを現実のスニーカーに交換することも可能です。

Futures Factoryは、「フットウェアブランドに新しい需要主導型の流通モデルを提供する」とコメント。NFTを介してバーチャルなスニーカーを販売することで、物理的なスニーカーの生産に必要な資金を調達することも可能にします。同社は今後、バーチャルスニーカーと物理的なスニーカーの両方において、2025年までに主要なスニーカーマーケットプレイスになることを目指しています。