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投資 2025.04.22

AIも活用した現場支援のXRプラットフォームfrontline.ioが1,000万ドルを調達

AI活用型XRプラットフォーム開発のイスラエル企業frontline.ioが、グローバル展開を加速するために1,000万ドル(約15億円)を調達しました。同社の提供する製品は、産業分野におけるリモート支援やトレーニングを効率化するもので、今回の資金調達により、世界規模での導入推進と製品強化を目指します。

今回の資金調達はシリーズAラウンドとして実施され、米国とヨーロッパを拠点とする複数の投資ファンドが参加しました。

frontline.ioは2019年に設立された企業で、法人向けにAIとARを組み合わせた支援ツールを提供しています。主力製品は、現場作業者と専門スタッフをつなぐXRプラットフォームで、リアルタイムの遠隔支援、ノーコードでの操作ガイド作成、ビジュアルワークフローの共有、CADデータのデジタルツイン向け変換などを可能にします。ブラウザベースで提供されており、専用アプリのインストールを必要としない点も特徴です。

また、frontline.ioのプラットフォームはAI機能を搭載しており、よくある作業のパターンを記録・再利用できるほか、自然言語での音声案内や画像認識にも対応しています。これにより、現場の作業者は複雑なマニュアルを読むことなく、直感的に作業を進めることが可能になります。対応デバイスは、スマートグラスやタブレット、スマートフォンなど多岐にわたります。

調達した資金は、販売体制の強化、製品開発の拡充、AI機能のさらなる進化、およびグローバル市場への進出拡大に活用される予定です。

(参考)Auganixfrontline.io


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