2月13日、カナダのイマーシブコンテンツスタジオFelix & Paul Studiosは、数百万ドル規模の融資確保を実施しました。資金は、2025年にリリースを予定しているVR体験施設向けコンテンツに充てられます。
今回の融資は、カナダ政府機関のカナダ輸出開発公社(EDC, Export Development Canada)、カナダ産業開発銀行(BDC, Business Development Bank of Canada)、文化産業開発協会(SODEC, Société de Développement des Entreprises Culturelles)、カナダ国立銀行クリエイティブ産業グループによって行われました。
実写VR映像コンテンツの“老舗”、体験施設も展開
Felix & Paul Studiosは2013年の創業以来、実写VR映像コンテンツを作り続けているスタジオです。同スタジオの作品は、カナダの映画祭の賞や米国プライムタイム・エミー賞、デイタイム・エミー賞等を複数回にわたって受賞。また、2020年に公開された「Space Explorer: The ISS Experience」は国際宇宙ステーション(International Space Station, ISS)で撮影され、視聴者や批評家から非常に高い評価を獲得しました。
さらに、2023年末には、カナダのバンクーバーにVR体験施設「Space Expolorers: The Infinite」をオープン。積極的なイマーシブコンテンツ展開を続けています。
今回の融資確保に合わせ、Felix & Paul Studiosは、VR体験施設向けのコンテンツを開発中であることを発表しました。このコンテンツは、「スタジオ創設以来、最も野心的なプロジェクト」として、2025年にリリース予定です。
