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業界動向 2021.03.01

フェイスブック、スマートグラスに「顔認識」機能検討中

フェイスブックは、発売予定のスマートグラスに「顔認識(facial recognition)」技術の採用を検討しています。同社のVR/AR部門Facebook Reality LabsのVP、アンドリュー・ボズワース氏が、自身のInstagramに投稿した動画で明らかになりました。


(Andrew Bosworth氏)

フェイスブックは2020年8月、開発者会議Facebook Connectにて、2021年にはレイバンとスマートグラス(※ARグラスではないことに注意)を発売すると公表しています。この計画についてもボズワース氏は、レイバンの親会社Luxotticaと提携・進行中であると再確認しました。

顔認識機能について、フォロワーの「Facebookは、スマートグラス製品で顔認識機能を提供する計画か?」という問いに対し、同氏は「検討しているところです(We’re looking at it)」と回答。「公共の場で(顔認識機能が)必要かどうかは、熟考を要します」とボズワース氏は続けました。「もし人々がこの技術を欲しくないのであれば、当社も提供しません。いずれにしても製品は良い物になります。人々が快適に感じるのであれば、有効なユースケースもあると思います」

やり取りの背景には、同氏が社内会議で「顔認識技術に関する法的な制約について検証している」という内容の発言をした、と報じられたことがあります。ボズワース氏は顔認識技術やデバイス搭載のカメラ・マイクが悪用される恐れについて、倫理的な懸念があることを認めています。「我々はどうすればこれを防げるのでしょうか? その対策は十分なものにできるのでしょうか?」と同氏は投げかけています。

フェイスブックのARグラス、スマートグラスについてのニュースはこちらから。

(参考)CNBC


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