米サンフランシスコで開催されているFacebookの開発者向け会議「F8」の基調講演で、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏はFacebookにおけるVRの今後について言及しました。
ザッカーバーグ氏は、Facebookでユーザーが「何が起きたか」をどのように共有してきたか振り返りました。
初期はテキストだったものが、写真、そして動画と投稿の幅が広がっています。その先にあるのが、VRやARによる「体験のシェア」だと、ザッカーバーグ氏は述べ、360度カメラなどによって撮影された360度全天周映像の投稿が近々Facebookに実装されることを明らかにしました。
投稿された動画は、Oculus Riftをはじめ、Gear VR、スマホ向けVRHMDで見ることができるようになります。
F8の会場に設けられる体験コーナー「テレポート・ステーション」
ザッカーバーグ氏の基調講演では、具体的な詳細についての言及やOculus Riftに関する発表はありませんでしたが、今後FacebookがVRを通じた体験の共有という方向性を持っていることは明確になりました。
F8は3月25、26日の2日間、アメリカのサンフランシスコで開催されているFacebookの開発者向け会議で、全世界から3000人以上の開発者が参加しています。
日本時間27日午前2時半からは、Oculus VR社のチーフサイエンティスト、マイケル・アブラッシュ氏によるVRに関する基調講演が予定されています。
また、ザッカーバーグ氏の基調講演はF8のストリーミングサイトにて視聴可能です。
Written by 久保田瞬(すんくぼ)
(参考)
F8 公式ストリーミング(英語)
https://f8.facebooklive.com/