アイルランドのスタートアップENGAGE XR(旧VR Education Holdings)は、法人向けのメタバースプラットフォーム「Link」を発表しました。教育やビジネス、プライベートなど各種空間を用意し、「プロフェッショナル向けのメタバース」を謳います。
100社以上が導入のVRプラットフォーム
ENGAGE XRは、遠隔トレーニングや教育に加え、バーチャルイベントなどを開催可能なプラットフォーム「ENGAGE」を提供してきました。2019年5月の発売以来、わずか2年で顧客数が100社に到達。ENGAGEを活用したVR講義やイベントなどが行われており、フェイスブックやHTC、米国国務省も導入しています。
2021年6月に900万ユーロ(約12.6億円)の資金調達、及び新たなVRプラットフォーム「ENGAGE Oasis」を発表しました。この「Oasis」が、今回正式に公開された「Link」となりました。
用途に応じたMetaworldを利用
紹介動画によると、Linkは「プロフェッショナル向けのメタバース」を謳い、用途に合わせた複数の空間(Metaworld)を用意しています。セントラル・プラザを起点に、ビジネス向け、教育向け各コンテンツのポータルとなるワールドにアクセス。他にもカスタマイズ可能なプライベート空間であるアパートメント・プラザや、様々なニーズに合わせるシミュレーション・ルームなどを提供予定です。
利用する法人がオリジナルのバーチャル空間を常設し、従業員や生徒がコミュニケーションを取ったり、外部向けにイベントを開催するといったユースケースを想定しています。
EngageはPC向けVRヘッドセットやMeta Quest 2の他、PCやモバイル端末でも利用可能です。無料版(商用利用は不可)から用意されています。
(参考)Road to VR
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