6月18日、アップフロンティア株式会社は、ARで水害発生時の状況をシミュレーションできる「Diorama Vision ‐浸水マップ‐」をリリースしました。避難所などを分かりやすく事前確認できるほか、ジオラマの中に入り込んでの浸水体験も可能です。
本アプリは、NTTグループの株式会社NTTコノキューと協力し、自治体向けに、ARデバイス「Magic Leap 2」とのセット販売を行います。
(画像: アップフロンティア)
AR×3Dジオラマで水害シミュレーション
「Diorama Vision ‐浸水マップ‐」は、3Dジオラマ上で水害を俯瞰し、避難所の位置を確認できるアプリ。災害発生時の迅速な避難行動をサポートします。ARデバイスで都市を眺めることで、水害時にどの地域が浸水するか、直感的かつ一目で把握できます。避難所の情報などもセットで表示され、水害の種類に応じてどの避難所が適しているかもチェック可能です。
(「Diorama Vision -浸水マップ-」の利用イメージ。昨今の世界的な水害増加を受け、従来の地図に代わる、直感的かつ理解しやすい防災ツールとして開発された。画像: アップフロンティア)
(水深に応じた色分け表示機能も。どの場所が危険で、どの場所が安全かが一目瞭然になる。 画像: アップフロンティア)
「Diorama Vision -浸水マップ-」は、防災教育や避難計画、都市計画の改善など、様々な分野での応用が期待されます。今後アップフロンティアとNTTコノキューは、このAR技術を活用し、防災だけでなく「都市の魅力を伝えるガイドアプリ」としての展開も予定しています。
(参考)アップフロンティア