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2022年、VR市場は米国、AR市場は中国が制する

AR/VRやモバイルを中心に投資を行う投資機関「Digi-Capital」から、2017~2022年のグローバルなAR/VR産業の市場予測が発表されました。この市場予測では、今後5年間で、中国がAR/VR産業の支配的な存在になると推定されています。また、日本や韓国を含むアジア諸国が、AR/VR産業の売り上げの約半数を占めるという予測も示しています。

さらにDigi-Capitalは、ARの市場規模は将来的にVRの市場規模を凌駕するとしています。2022年までにARデバイス(モバイルAR、スマートグラス等)はインストールベースで35億台、850~900億ドル(約9.3~9.8兆円)の売り上げ高を計上。一方のVRデバイス(コンソール、モバイル、PC、スタンドアロン等)は、インストールベースで5,000~6,000万台、売り上げは100億~150億ドル(約1.1~1.6兆円)にとどまると予測しています。

米国が制するVR市場

VR市場の国別の状況は、ビデオゲーム市場の様子と似ています。米国はPlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)やハイエンドのPC向けVRデバイスの台数が多くなっています。一方で中国はモバイルVRが多いため、ユーザー当たりの収益としては米国に後れを取っています。

2022年には米国がVR市場の売り上げのうち、2割を占めると予測されています。中国や日本、韓国等を合計したアジアは約5割を占め、英国をはじめとする欧州は、合計しても米国や中国の1国を若干上回る程度にとどまる見込みです。

AR市場を制するのは中国

AR市場で主流となるのはモバイルARです。ゲーム以外にも大きな可能性を持っており、eコマース、ARデバイス、広告、アプリ(非ゲーム含む)、エンタープライズ向け等の用途がカギを握ってくると考えられています。

Digi-Capitalは、ARはゲーム市場よりもモバイル市場と似た状況になると予測。巨大なモバイル市場を抱える中国がアドバンテージを持つと考えています。また、中国のAR市場でメインとなるのはeコマース、そしてスマートグラス等のARデバイスの売上が続くとしています。

AR関連のインストール数の伸びにより、中国は2022年にはAR市場の売り上げの4分の1近くを占めると予測されています。またアジア諸国の合計が半数以上を占めるようになるとも予測されています。

総括すると、VR市場では米国、AR市場では中国が勝者になるとの予測です。しかしAR市場の規模がVR市場に比して大きいことから、ARを制する者がAR/VR市場を制するとDigi-Capitalは述べています。現時点では、その勝者は中国と予測されています。

Digi-CapitalによるAR/VR市場予測は、こちらの記事でも紹介しています。

https://www.moguravr.com/vr-ar-investment-2017/

https://www.moguravr.com/digi-capital-ar-vr/

(参考)
Digi-Capital


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