Home » 電通ら、バーチャルキャラクター接客サービスを共同開発


テック 2018.12.12

電通ら、バーチャルキャラクター接客サービスを共同開発

株式会社電通と株式会社エジェは、3Dバーチャルキャラクターで接客をするVTuber(バーチャルYouTuber)サービスChara Talker(キャラトーカー)を共同開発しました。本サービスは最低限の機材やスタッフで導入ができ、スマホで操作することを可能であることを強みとしています。

キャラトーカーは、電通の企画プロデュース力やコンテンツクリエイティビティと、エジェのスマホ向け3Dキャラクター制作やアプリ制作技術を掛け合わせられた3Dバーチャルキャラクターの接客サービスです。

昨今ではVTuberは企業や自治体の宣伝キャラクターとして採用されるなど、リアルなコミュニケーションの場でも起用されています。両社によれば、VTuber起用の背景には「プロモーションに合わせたキャラクター造形が可能であることや、キャストのスキャンダルリスクの低さ」などが挙げられています。

一方で、キャラクターのモデルが人型であることが多く、高い模写性が求められるため、身体の動きをトラッキングする高精度なデバイスや高価な機材が必要になり、運用にも専門スタッフが必要なことが課題であるともしています。


(利用イメージ)

キャラトーカーでは、来店客との会話に特化していることや、顔の表情に重点を置いていること、スマホからキャラクターを操作できることを特徴としています。最低限の機材・スタッフ数で、簡便・安価に導入可能としており、店内のデジタルサイネージ、イベント、売り場、受付など、企業コミュニケーションの場での展開が想定されています。

今後は、キャラクターの権利ホルダーや芸能・声優事務所などの協力のもと、「自社キャラクター開発」「迅速な導入」「低コスト運用」といった要望に対応するために、キャラクターのバリエーションと配信システムなどを揃え、2019年度上期を目途にサービスを本格化させる予定とのこと。なお、本サービスの第1弾として、12月12日から24日までの期間中、伊勢丹新宿店・本館6階催事場で開催される「2018 ISETAN CHRISTMAS LAND」で、小猫のキャラクター「なてし」によるイベントが実施されます。

(参考)株式会社電通 プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード