ファッションブランドのBurberry(バーバリー)は、スマートフォンユーザー向けのARショッピングを導入します。グーグル検索の結果から、商品を3Dで見られるというものです。
グーグル検索からAR体験
対象となるのは、同ブランドのTBバッグとアーサースニーカーです。これらの商品をスマートフォンでグーグル検索すると、AR画像として現実に重ねて見ることができます。原稿執筆時点では米国と英国のユーザーのみが対象ですが、今後製品や実施国は拡大予定だと言います。
このサービスの特長は、バーバリーの公式ウェブサイトやアプリから入ることなく、単純な検索画面から3Dコンテンツにたどり着ける点です。より広い顧客へリーチすることが可能だと考えられます。
バーバリーはこれまでにも、東京の旗艦店でスマートフォンを通したAR体験を提供したり、ロンドンでGoogleレンズを使ったポップアップを仕掛けたりしています。AR技術を積極的に導入し、顧客体験を高めていく姿勢が見て取られます。
小売業界での支出は15億ドル規模へ
ショッピングへのAR活用は、顧客満足度を高めると同時に、商品をより良く確認できるため返品を減らす効果があります。結果、小売業者での導入は年々拡大。リサーチ会社のIDCは、小売業界でのAR/VR関連支出は15億ドル(約1,600億円)規模になると予測しています。
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(参考)Mobile Marketer