文化服装学院は、電通グループおよびRobloxと提携し、「デジタルファッションプログラム」を2024年10月から開講します。本プログラムは、文化服装学院が2024年4月に新設した「バーチャルファッションコース」の後期授業として実施され、Roblox向けのデジタルファッション制作スキルの習得を目指します。
2024年4月に新設された、文化服装学院が提供する「バーチャルファッションコース」では、実際に業務でも使用されている3Dソフトを活用し、写実的な3Dデータ表現やゲーム空間へのデータ転送など、3DCG特有の表現技法も学んでいます。
今回発表された「デジタルファッションプログラム」は、「バーチャルファッションコース」の後期授業として実施。学生らはRoblox上でのデジタルファッション制作プロセスを総合的に学習します。また、物理的なファッション制作も並行して学び、CGの知識とリアルファッションの知識を兼ね備えたデザイナーの育成を目指すとのこと。プログラムの成果は2025年2月の卒業制作発表会で披露される予定です。
なお、本プログラムは2023年にRoblox社がパーソンズ美術大学(米・ニューヨーク)と開始した世界初のデジタルファッションコースに続く第2弾であり、日本では初めてRoblox社が公式支援を提供するプログラムとなります。運営にあたっては、GeekOut株式会社が実践的なカリキュラムを提供します。
今回の取り組みは電通とRoblox社の協力関係に基づいて実現しました。2023年6月に両社は、「Roblox Partner Program」と呼ばれるグローバルパートナーシップを締結しています。この提携に基づき、電通は国内外市場においてRobloxの総合的なコンテンツ開発と運用支援を推進。「デジタルファッションプログラム」は電通が展開する「House of Creators」プロジェクトの一環として位置付けられています。
(参考)プレスリリース、GeekOut株式会社