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業界動向 2019.08.16

英大手航空も導入、“フライト中はVR体験”広まるか

イギリスの大手航空会社ブリティッシュ・エアウェイズは、フライトにVRエンターテイメントを試験導入します。フライト中の機内で、VR動画などが体験可能となります。

この試験導入はロンドン・ヒースロー空港発、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港到着の便の一部で行われます。ブリティッシュ・エアウェイズによればファーストクラス限定での提供とのこと。

軽量デバイスで「VR映像体験」を提供

今回導入されるのは、VR関連企業SkyLightが開発したVRヘッドセット「AlloSky」です。
AlloSkyは3DoF(※)対応のVRヘッドセット。重さは250gで、1080p(片目)の解像度に対応しています。

(※3DoF:デバイスの向きのみを認識するトラッキング)

米メディアUploadVRは、同VRヘッドセットをOculus Quest(オキュラス クエスト)のような一体型VRヘッドセットよりは、スマートフォン向けの“VRゴーグル”に近いデバイスであると説明。VR系デバイスと3Dビューワーの中間的な存在であると解説しています。

フライト中はやはり暇? 増える航空業界でのVR導入

2019年8月現在、ブリティッシュ・エアウェイズを含む複数の航空会社が、VRを自社の旅客機に導入する試みを進めています。2018年9月には、アラスカ航空がSkyLightのアイマスク型専用VRデバイスを導入。2019年2月にはスペインの航空会社イベリア航空が、VRヘッドセットの試験運用をスタートしました。

機内でのVR利用は航空業界のスタンダードなサービスとなるのか、今後の展開に注目が集まります。

(参考)UploadVR


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