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投資 2018.11.12

マルチプレイVRのBigBox VR、500万ドル資金調達 新作は最大24人対応

VRゲームスタジオのBigBox VRは、シードラウンドで500万ドル(約5.6億円)の資金調達を行ったことを明らかにしました。新たなマルチプレイヤーVRゲームの開発を進めるとしています。

出資に参加したのは、Shasta Venture、GSR Venture、Pioneer Square Labs Venturesといった複数のベンチャーキャピタルです。今回の資金調達により、設立以来のBigBox VRの累計調達額は645万ドル(約7.2億円)になりました。またShasta Venturesからは、パートナーのJacob Mullins氏をボードメンバーに迎えています。

最大24人がプレイ可能なバトルロイヤル

BigBox VRは2016年創業。代表作のマルチプレイヤーシューティングゲーム「Smashbox Arena」は、2018年11月現在Steamで95%がポジティブ(好評価)と高い評価を得ています。また同社は「マルチプレイヤーVRの質を上げる」という計画を公表し、次回作「POPULATION: ONE」を開発中です。

POPULATION: ONE」は、バトルロイヤル形式のシューティングゲームです。現在、クローズドベータ版にて公開中。BigBox VRはこのタイトルを、新たなeスポーツとして送り出そうとしています。VR内の移動に重点を置き、空を飛ぶ、壁などをよじ登る、道や障害物を作り出す、といった自由な動きが可能です。また最大で24人が同時にプレイできると言います。

マルチプレイヤーのVRゲームに関しては、ゲームを楽しむために多くのプレイヤーを維持することが課題です。同社は新タイトルをHTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Reality(Windows MR)という複数のヘッドセット向けにリリースし、これに対応しようと考えています。さらにイベント開催や、コンテンツのアップデートによりユーザーを引きつけることも検討しています。

製品開発を大胆に進める

資金調達についてBigBox VR CEOのChia Chin Lee氏は、「VRオンラインゲームやeスポーツの開発加速に向けて、パートナーを得られることにワクワクしています」「今後のプラットフォームを構築していく製品やコミュニティ作りを大胆に進めるべく、最高のチームと投資家を仲間に入れました」と話しています。

(参考)Road to VR
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