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活用事例 2026.06.02

管理者の状況把握時間95%短縮、ビーライズとインタフェース、製造現場向けのスマートグラス活用の実証実験の結果を発表

株式会社ビーライズと株式会社インタフェースは、デジタルツインとスマートグラスを活用した製造現場向け作業支援システムの実証実験を実施し、2025年度の検証を完了したと発表しました。

ビーライズはXR・3D空間構築・デジタルツイン・UI/UX設計を強みとする企業です。インタフェースは産業用PCメーカーとして、製造現場の実業務に根差した知見を持ち、両社はともに広島市に本社を置いています。

本実証では、インタフェースの工場を実フィールドとして活用しました。作業者がスマートグラスを装着してログインし、作業場所でチェックインすると、検査成績表やマニュアルが表示されます。従来は紙やPCを介して行っていた確認・記録の一部を、ハンズフリーかつ現場内で完結できる仕組みです。

撮影した記録写真は、製品情報や工程情報と自動的に紐付けてサーバに保存されます。現場の作業状況は3Dモデル化した工場空間(デジタルツイン)上にリアルタイムで反映され、管理者は遠隔から「いつ・誰が・どこで・何の作業をしているか」を把握できます。

今回の検証では、作業記録の整理工数が1日あたり9.3%削減、管理者による状況把握時間が1件あたり95%短縮できることを確認しました。紙帳票の確認・記入といった付帯業務のデジタル化が、作業者の負担軽減につながることも確認されています。

ビーライズ代表取締役の波多間俊之氏は次のようにコメントしています。

「製造業のDXは、設備や管理システムのデジタル化だけでは完結しません。現場で働く人の作業、判断、記録を、現場を止めることなくデータ化し、改善につなげていくことが重要になると考えています」

インタフェース広島工場工場長の柳生浩良氏は「作業者が手を止めずに確認や記録を行える可能性、撮影データと製品情報を自動で紐付けられることによる事務負担軽減の可能性、遠隔から現場を把握できることの有効性を確認できた」と述べています。

今後は他ラインへの展開や遠隔支援機能の拡張に加え、AIによる画像解析・異常検知も視野に入れ、省人化・属人化解消を支えるソリューションとして発展させる予定です。

今回の実証に使用したスマートグラスは、NTTコノキューデバイスが開発・製造した国産ARグラスMiRZAです。企画から製造まで全工程を国内で手がけたメガネ型のARグラスで、価格は248,000円(税込)。Qualcommの「Snapdragon AR2 Gen 1」を搭載し、スマートフォンと処理負荷を分散することでケーブルレスの無線接続を実現しています。解像度はフルHD(1920×1080)、明るさは1,000ニトで、6DoFによる現実空間へのバーチャルコンテンツの配置にも対応しています。

参考

PRTIMES
MiRZA【公式】 X

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