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活用事例 2020.02.20

環境保護団体シーシェパード、ARで環境被害を啓発

シーシェパード環境保護団体(以下、シーシェパード)は、水産業によって発生する環境被害を見れるARコンテンツ「Below the Surface AR」をリリースしました。iOSかAndroidの端末からアクセスすることで体験できます。

「Below the Surface AR」は、シーシェパードとコンテンツスタジオResnが制作した、WebベースのARコンテンツ。本コンテンツを起動すると、水で覆われた“小さな球体”がARで表示され、ピンチアウトすることで、水中に向かってズームインすることが可能です。水中では、イルカが漁網に捕らわれており、周囲には水上の漁船が投棄した、死んだ個体も存在します。

Resnのクリエイティブディレクター、Simon Jullien氏は「Below the Surface AR」について以下のようにコメントしています。

我々は、海の現実をユーザー自身の問題として捉えてもらうためにARを使用しました。ブラウザベースで制作したので、既存のARプラットフォームを使用するアプリとは異なり、何かをダウンロードする必要はありません。

環境とAR/VR

環境問題を伝えるためにAR(VR)を使用する取り組みは、2020年現在、様々な企業や団体が実施しています。2019年11月には、米Yahoo Newsが、2018年にカリフォルニア州で起きた大規模な山火事で被害を受けた人が、家を再建する過程をAR映像とともに紹介するニュース「Rebuilding Paradise」を配信。2020年1月には、ダボス会議に気候変動を題材としたVRコンテンツ「Be Earth #13」が出展されました。

(参考)Next Reality


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