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業界動向 2020.11.12

自分の分身が国際宇宙ステーションから地球を見下ろす ANAと凸版ら

ANAグループのavatarin株式会社と凸版印刷株式会社は、国際宇宙ステーション(ISS)でロボットを活用した遠隔操作の技術実証を行います。宇宙ステーションに設置されているロボットをリアルタイムに動かして船内から宇宙や地球を眺めることができるとのこと。

この取組はANAホールディングス株式会社と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2018年9月に開始した宇宙関連事業でのアバターロボット利用の実証です。国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」に設置されたロボット「space avatar」を地球から遠隔操作し、船内からの景色を見ることができるというもの。

実証期間は2020年11月19日から22日まで。21日と22日には、東京・虎ノ門ヒルズビジネスタワーにて「AVATAR X space avatar 宇宙を身近に感じよう」が開催されます。本イベントでは、space avatarを会場から遠隔操作し、船内からの景色を体験できます。

遠隔からJAXA施設を見学できるイベントも実施

11月19日から22日までの期間中は、JAXA施設を遠隔見学できるイベントも実施されます。筑波と種子島のJAXA展示施設をavatarinのアバターロボット「newme」と凸版のウェアラブルデバイス「IoANeck」を利用して遠隔から見学できます。

avatarinが展開するアバターロボット「newme」

avatarinの「newme」は、遠隔地からアクセスしたユーザーにさまざまな体験を提供するコミュニケーション型アバターロボットです。VRやロボティクス、センサー、ハプティクス等のテクノロジーを用いて、各分野での取り組みが進んでいます。事例としては、これまで
アート鑑賞や市の窓口相談、大学の卒業式などに活用されています。

(参考)凸版印刷株式会社 プレスリリース


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