Apple純製のMac向け動画編集ソフト「Final Cut Pro」で空間ビデオの編集が可能になりました。Appleの最新アップデートにより可能になっています。
今回アップデートが発表された「Final Cut Pro 11」には、空間ビデオの編集に特化した機能が追加されました。ユーザーは空間ビデオをインポートし、奥行きを調整できる深度調整エフェクトや色補正、タイトル追加等が可能に。特に注目すべきは「Apple Vision Pro」を使用して、プロジェクトをリアルタイムでプレビューできる点です。
空間ビデオとは、「右目用と左目用の映像を1つにまとめたビデオ」のこと。空間全体をグルリと撮影する360度動画とは違って、四角い枠に囲まれた映像ではありますが、奥行きや立体感があるのが大きな特徴です。
空間ビデオのフォーマットは「Apple HEVC Stereo Video Profile」です。現在、「iPhone 16」シリーズ、「iPhone 15 Pro」、「Apple Vision Pro」、そして3D映像撮影用のキヤノン製レンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」で撮影可能です。
これらの動画はAppleの空間コンピュータ「Apple Vision Pro」はもちろん、VR/MRヘッドセット「Meta Quest」シリーズやPICO製VR/MRヘッドセット「Pico 4 Ultra」等のXRデバイスでも視聴できます。また、iPhoneアプリ「Spatialify」を介して3D映像フォーマット「SBS 3D」に変換した場合は、任意のVRヘッドセットでも視聴できます。
Final Cut Proは、Mac App Storeにて45,000円で販売中。購入はこちらから可能です。
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