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業界動向 2020.08.26

アップル、VRアトラクションの開発元を買収か

アップルが、新たにVRスタートアップを買収したとの報道が飛び交っています。今回買収されたと思われるのは米国のSPACES社。映画「ターミネーター」を題材にしたVRアトラクションを手掛けた企業です。

このニュースは、メディアprotocolが発信したものです。アップルは同メディアの問合せに対し「アップルは時に、技術を持つ小規模な企業を買収しています。通常、その目的や計画については議論しません」と、過去にスタートアップの買収を認めた際と同様の定型文で回答しています。

「新たな方向へ向かう」と表明

SPACESは2016年、アニメーション制作会社DreamWorks Animationからのスピンアウトとして創業。「Terminator Salvation: Fight For The Future」といった、施設向けのVRコンテンツを開発してきました。しかし、新型コロナウィルスの流行により施設の休業を余儀なくされ、一部スタッフの解雇も行ったとのこと。以後はWeb会議システムにアバター参加するアドオンを開発するなど、事業方針を切り替える姿勢も見せていました。

同社のコメントは明らかになっていませんが、公式ウェブサイトのトップには”SPACES is heading in a new direction(SPACESは新たな方向に向かっています)”と掲示。詳細は記していないものの、ユーザーやパートナーへの感謝の意を示しています。

過去の買収も詳細は不明

アップルは過去にも、VRストリーミングのNextVR等のスタートアップを買収してきました。独自のAR/VRヘッドセット開発の噂も消えませんが、同社は沈黙を守っています。

(参考)protocol


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