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トレーニング・研修 2019.03.22

ANAが客室乗務員向け訓練にVR導入、NECが提供 一体型VRヘッドセットの採用も

全日本空輸株式会社(ANA)は、VRを活用した客室乗務員訓練を開始しました。このVR訓練は日本電気株式会社(NEC)が開発したもの。ANAは「本訓練により、これまで以上に迅速かつ適切に対処できる客室乗務員の養成が可能となる。反復実習による実務手順の定着が高まるなど、効果が現れ始めている」としています。

本訓練は2018年に採用された新入客室乗務員約800名を対象とし、機内の安全性確保に向けた保安訓練にVRを導入したもの。現実で再現困難な機内での緊急事態(火災や急減圧)や機内設備の安全確認作業をVRで再現しています。VRのイメージ動画はこちらから。

一体型VRヘッドセットの導入も予定

ANAは2019年4月から、一体型VRヘッドセット「Lenovo Mirage Solo」の採用を予定しています。 Mirage Soloは6Dof(VR内における前後左右の自由な動きができる)のトラッキングが可能です。

ANAは「(Mirage Soloにより)前後左右の移動や屈む動作もVR空間に反映させることができ、客室全体の設備の安全確認作業など、きめ細やかな機内訓練が可能となる」とコメントしました。

(参考)全日本空輸株式会社 プレスリリース


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