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活用事例 2023.03.31

VRで認知症体験、アルファコードが静岡大講師と開発

株式会社アルファコードと、国立大学法人静岡大学情報学部情報科学科の石川翔吾氏は、VRで認知症を体験するプラットフォームの共同開発を発表しました。認知症患者の感覚の一部を体験することで、ケアの質向上や認知症の早期発見につなげます。また3月15日には、石川県加賀市で介護職・医療職向け体験会も行われています。


(出所:プレスリリース)

患者が見ている世界を体験する

この認知症体験プラットフォームは、30人以上で同時接続が可能なアルファコードの「VRider COMMS」を基盤として開発されました。VRヘッドセットを使用し、認知症の心身機能障害によって発生する事象をVR内で体験します。認知症による「いろいろなものが人の顔に見える」「形状や物体のサイズが正しく認識できない」といった事象を再現することで、認知症への理解をより深めます。


(出所:プレスリリース)

アルファコードは「2025年には認知症患者は約700万人にのぼり、高齢者の5人に1人は認知症になるという予測が発表されています。同プラットフォームで再現できる『認知症の心身機能障害』と『メタバース内の生活空間』を拡充することで、介護職、医療職に限らず多くの方々に、認知症をもつ人への理解とケアについて学んでいただけるよう努めてまいります」とコメントしています。

(参考)プレスリリース


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