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テック 2019.02.01

AGC(旧・旭硝子)、AR/MR向け「高屈折率ガラス基板 」開発

ガラスメーカーのAGC株式会社(旧社名:旭硝子株式会社、2018年7月に社名変更)は、AR/MRデバイス(スマートグラスなど)向け「高屈折率ガラス基板」を開発。2019年2月より販売を開始することを発表しました。AGCは、ガラス基板を「AR/MRデバイス市場に加え、車載向けヘッドアップディスプレイ向けなど幅広い市場への展開を目指す」としています。

AGCではAR/MRデバイスに対して、半導体パッケージ用ガラス基板や様々な特性を持つ光学電子部品の開発・提案を行い、数年前よりAR/MRデバイス向けガラス基板の開発にも着手しています。

視野角は要望に合わせて50度以上まで対応可能

AR/MRデバイス向けのガラス基板には、「視野角を拡大することができるよう高屈折率であることや、画像を鮮明にみせるために高透過あることが要求されているほか、高平坦性や表面の平滑性など、画像を精度高く伝搬させるための高度なガラス加工技術」などが求められます。

今回、AGCが開発したガラス基板は、上記の特性を全て兼ね備えた製品とのこと。Mogura VR NewsではAGCに問い合わせたところ、「視野角は通常のガラスが30度から40度のところ、顧客の要望に合わせて50度以上まで対応可能」とコメント。また、現時点で国内外から数社問い合わせが来ているとのことです。

本製品は、2019年2月5日から7日までサンフランシスコで開催される「Photonics West 2019」のAGC展示ブースにて展示される予定です。

(参考)AGC株式会社 プレスリリース


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