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活用事例 2018.02.01

アカツキのファンド、AR/VR企業中心に8社へ投資実施

株式会社アカツキは、2017年10月に設立した、エンターテインメントとテクノロジー領域を主な対象としたファンド「Akatsuki Entertainment Technology Fund」(「AET Fund」)の出資先を公表しました。

投資先としてはAR/VRなどを含むエンターテインメント関連のテクノロジー企業、8社への出資を実施しています。投資先のうち、公表されている企業は6社。うちアメリカが3社、日本が2社、スイスが1社となっています。

出資企業一覧

ALE Co.,Ltd.(日本)
人工衛星を用いて「人工的な流れ星」を作る民間宇宙企業。

Fable Studio(米国)
AR/VR上において、AIのキャラクターを利用したコンテンツ開発。

Hype VR(米国)
360 degree volumetoric capture(奥行きのある360度画像の撮影、VR化)、データ圧縮の技術開発。

RosieReality Inc.(スイス)
子供向けの科学技術教育、プログラム学習用のARアプリを開発。

Super Media Future Corp.(米国)
独自のモーションキャプチャーを利用し、エフェクトを付加したAR動画を作成・SNSで共有できるアプリを開発。

TYFFON Inc.(日本)
ロケーションベースVRアトラクションの開発運営。


AET Fundは、2017年10月に設立が発表されました。エンターテインメント領域におけるVR/AR/MRを対象としており、総額は最大5,000万米ドル(約56億円)の規模予定と発表されています。

AET Fundの投資対象は、さまざまなエンターテインメント領域(ゲーム、アニメ、映像、音楽、スポーツ、e-スポーツ、ライブエンターテインメント、テーマパークなど)における、AR/VR/MRやホログラム/スマートグラスなど、エンターテインメント体験を拡張・変革させる領域を予定しています。中でもAR分野を1つの大きな投資領域と定めているとのこと。

VR/ARを対象とした国内企業の投資ファンドとしては、コロプラが総額100億円規模のVR分野特化型ファンド「Colopl VR Fund」、グリーが北米向けにVR/AR分野へ投資を行う「GREE VR FUND」、GumiがシードステージのVR/AR/MRスタートアップへのインキュベーションを行う「Tokyo XR Startups(旧名称:Tokyo VR Startups)」を運営しています。
また、日本政策投資銀行の100%子会社DBJキャピタル株式会社は、アメリカでVR/AR分野を専門とするVRファンドに出資を行っており、今後同分野への投資、事業支援を進めていくとしています。


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