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投資 2020.06.18

ゲーム内で「プレイヤーの邪魔にならない広告」、英企業が700万ドル調達

ロンドンを拠点とするスタートアップAdmixは、シリーズAラウンドで700万ドル(約7.4億円)の資金調達を行いました。同社が手掛けるのは、プレイヤーの邪魔にならないゲームコンテンツ内の広告技術です。

ゲーム体験を邪魔しない広告

Admixのプラットフォームを用いると、ゲーム内に広告を挿入できます。2Dのゲーム、VR/AR、eスポーツと幅広いコンテンツをサポート。UnityとUnreal Engineに対応したSDKを揃え、ドラッグアンドドロップの簡単な操作で編集可能です。

このプラットフォームの特長は広告の出現でプレイヤーの邪魔をせず、大規模に展開できる点です。RPGのフィールドにさりげなく広告看板を立てたり、スポーツゲームにスタジアム広告をうったりと、ゲーム体験を損ねないものになっています。

さらにAdmixは、VRヘッドセットのアイトラッキング機能を利用し、どの広告が見られているかの確認も行うといいます。

5,000社以上がゲーム内に広告を提供

同社ホームページによれば、マクドナルドやグーグル、ウーバー等5,000社以上が、ゲーム内に広告を提供しているとのこと。

CEOのSamuel Huber氏は、コンテンツ内への広告がデベロッパーに安定した利益をもたらすとし、「世界で毎日15億もの人々がゲームをプレイしているという事実と合わせれば、ゲームが真に主流な広告チャネルとなりつつある、と言えます」と説明しました。

(参考)Road to VR
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