ロンドンを拠点とするスタートアップAdmixは、シリーズAラウンドで700万ドル(約7.4億円)の資金調達を行いました。同社が手掛けるのは、プレイヤーの邪魔にならないゲームコンテンツ内の広告技術です。
ゲーム体験を邪魔しない広告
Admixのプラットフォームを用いると、ゲーム内に広告を挿入できます。2Dのゲーム、VR/AR、eスポーツと幅広いコンテンツをサポート。UnityとUnreal Engineに対応したSDKを揃え、ドラッグアンドドロップの簡単な操作で編集可能です。
このプラットフォームの特長は広告の出現でプレイヤーの邪魔をせず、大規模に展開できる点です。RPGのフィールドにさりげなく広告看板を立てたり、スポーツゲームにスタジアム広告をうったりと、ゲーム体験を損ねないものになっています。
さらにAdmixは、VRヘッドセットのアイトラッキング機能を利用し、どの広告が見られているかの確認も行うといいます。
5,000社以上がゲーム内に広告を提供
同社ホームページによれば、マクドナルドやグーグル、ウーバー等5,000社以上が、ゲーム内に広告を提供しているとのこと。
CEOのSamuel Huber氏は、コンテンツ内への広告がデベロッパーに安定した利益をもたらすとし、「世界で毎日15億もの人々がゲームをプレイしているという事実と合わせれば、ゲームが真に主流な広告チャネルとなりつつある、と言えます」と説明しました。
(参考)Road to VR
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