スペインの鉄道事業者であるADIFは、次世代VRトレーニングシミュレータの開発のための契約をVIRTUALWAREと結びました。契約金額は約100万ドル(約1億円)。ADIFの鉄道インフラや建設、保守作業についてのVRシミュレーションを更新し、新しい人材育成プログラムを構築します。
VR研修用ソリューションを開発・提供
スペインを拠点とするVIRTUALWAREは、2004年設立。VRソリューション「Virtualware Immersive Room(VIROO)」を開発しています。VIROOは、1:1スケールでマルチユーザーのVRコンテンツを簡単に立ち上げることができるソリューション。独自のトラッキング技術と、ハードウェア管理用プラットフォームを通して、物理的な部屋をVR体験用スペースへと変更します。
今回の契約でADIFはVIROOを導入し、50平方メートルのVR体験用スペースを設置。VRを活用した研修のプロセスを実施・改善する見通しです。
VRトレーニング・VR研修の大型導入続く
VRトレーニングやVR研修の導入については、アクセンチュアによる6万台のVRヘッドセットの導入、米国最大級の銀行であるバンク・オブ・アメリカによるVRトレーニングの導入などが続いています。
(参考)VIRTUALWARE