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テック 2019.01.15

性格のある医療系AIバーチャルアシスタント、CES2019で初登場

2019年1月に米ラスベガスで開催されている世界最大規模のエレクトロニクス展示会「CES2019」 にて、バーチャルアシスタントの「Addison Rose」が披露されました。「Addison Rose(アディソン・ローズ)」は、AIによりバーチャルな身体を持っているアシスタントです。

「Addison Rose」は、セキュリティシステム会社のSameDay Security Incの一部門であるElectronic Caregiverが開発しました。今後は、家庭をヘルスケアセンターとして活用する総合ホームヘルスケアプロジェクト「Addison Care」のバーチャルアシスタントとして活躍する予定とのことです。

SameDay Securityの創設者兼CEOのAnthony Dohrman氏は「Addison Rose」について次のようにコメントしています。

(グーグルアシスタントやSiriのような)音声によるバーチャルアシスタントが、ユーザーエクスペリエンスを飛躍的に向上させ、音声プラットフォームの有用性(ユーティリティ)を拡大する新しい活躍の場を提供したいと考えていました。人々がテクノロジーに触れ、使用する方法を、Addisonが変えていくでしょう。

専門知識不要でVR/ARコンテンツを簡単に作成することができるAmazon Sumerianによって開発された「Addison Rose」は、ユーザーの健康に関するタスクをサポートします。定期的な投薬管理やケアプランのアドヒアランス(Adherence)、緊急対応のほかにも、さまざまな社会的交流までも支援します。バーチャルAIに患者が共感を持ち関係性を築けるように、Addisonは長所や短所、趣味などから独自の性格を作りあげていきます。

Addisonの開発についてSameDay Security会社社長Joseph Baffoe氏は次のように話しています。

SumerianのようなWebベースのプラットフォームのおかげで、設計の複雑さや高度なテクノロジースキルがなく開発することができました。今までは、開発に数か月、数年かかる
ようなことが数日で実現可能になりました。Amazon Sumerianによって、開発にかかる時間や費用が大幅に削減され、Addisonを生み出すことができました。

https://www.youtube.com/watch?v=eRQ74h3-6Xc

医療分野において、次世代のヘルスケアとして活用の幅が広がるAR技術、今後の展開に注目したいところです。

(参考)VRScout
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