Acer(エイサー)が新型VRヘッドセット「ConceptD OJO」の開発中止を発表してから1週間足らず。同社は米メディアRoad to VRの取材に対し、”XR関連技術への投資を継続する”と説明しました。
開発中止の詳細は不明
「ConceptD OJO」はAcerが2019年に発売したVRヘッドセット「OJO 500」の後継モデルです。Windows MRに対応し、4K(4320×2160)のディスプレイ解像度、オープンイヤー型オーディオの実装などを謳っていました。しかし翌年2月12日、詳細は明らかにせず、開発のキャンセルが告知されました。
現行機種は継続、MRヘッドセットは?
「AcerはXR関連技術の機会追究、リソースへの投資を継続します」Road to VRの取材に対し、Acerの広報担当者は回答しました。
ただしこの内容は意図的に漠然とさせたようで、VR事業に関し明確なプランを持っているのかは不明です。同社は合わせて、「(現行機種)OJO 500の販売とサービスは継続する」と説明しています。
一方でRoad to VRの質問にもかかわらず、2017年発売のVRヘッドセットAH101については言及を避けました。この反応から、Road to VRはAH101が終息に向かう可能性を指摘しています。
Acerは他方、スウェーデンのStarbreezeと合弁で立ち上げたStarVR社が2018年末に広視野角が特長のVRヘッドセット「StarVR One」の発売を予定していましたが、中止しています。
(参考)Road to VR
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