「週間振り返りXRニュース」では、Mogura VR News / MoguLiveで掲載したニュースの中から見逃せない注目記事をピックアップ。読者の皆さんに、VRやAR、MR、そしてメタバースに関する最新情報をギュッと縮めてお届けします。
目次
1. 元Oculus CTOのジョン・カーマック氏、id Software代表作のVR移植のため、私財100万ドルを拠出すると表明(7.13)
2. Lenovo、米国XR事業部門を閉鎖 AIウェアラブル路線に転換(7.14)
3. Counterpoint Researchが、VR/AR/スマートグラス領域のデバイス出荷台数調査を発表、スマートグラスが210%増(7.7)
4. フィジカルAI、国の戦略17分野に選出 2040年度まで官民10.5兆円投資(7.8)
5. MESONと博報堂DYHD、イマーシブビデオの撮影距離と心理的近さに関する論文を公開(7.16)
6. 【参加無料】XR Kaigi Hub名古屋のチケット受付開始! 今回のテーマは「フィジカルAI meets XR」
7. Mogura VR、スマートグラス市場調査レポートを発売開始 ユーザーアンケート結果も発表
1. 元Oculus CTOのジョン・カーマック氏、id Software代表作のVR移植のため、私財100万ドルを拠出すると表明(7.13)
元OculusのCTOであり、id Softwareの共同創業者でもあるジョン・カーマック氏は、id Softwareの代表作を公式にVR移植するために、私財100万ドルを提供する用意があると表明しました。これは、Microsoftがid Softwareの従業員を対象に大規模なレイオフを実施したことを受けた発言です。
カーマック氏は、VR MOD制作グループのTeam Beefが「DOOM」や「Quake」といったレガシーオープンソースゲームをVR向けに商業化できるよう、資金を保証すると提案しています。ゲームの著作物は現在Microsoftが保有していますが、カーマック氏は同社によるブランド管理に懸念を示しており、今回の提案が受け入れられるかは不透明な状況です。
2. Lenovo、米国XR事業部門を閉鎖 AIウェアラブル路線に転換(7.14)
Lenovoは、企業向けXR事業を展開してきた「ThinkReality」ブランドの米国内拠点を閉鎖したと明らかにしました。報道によると、この事業部門に所属していた大半の従業員が解雇され、一部が社内の別の部署へと異動になったとされています。
この再編に伴い、Lenovoは公式声明を発表し、XR市場においてAI搭載ウェアラブルへの消費者需要が高まっていることを指摘しました。今後は従来のビジネス優先のXR戦略から、Motorola傘下での消費者向け路線へと大きく転換する方針です。さらに、AI PCやスマートフォン、ウェアラブル端末を横断する「統合されたパーソナルAI体験」の提供に向けた新しい組織体制を構築していくとしています。
3. Counterpoint Researchが、VR/AR/スマートグラス領域のデバイス出荷台数調査を発表、スマートグラスが210%増(7.14)
Counterpoint Researchは、2026年第1四半期における世界のインテリジェントアイウェア市場の調査結果を発表しました。出荷台数は前年同期比で83%増加しており、特にディスプレイを持たないスマートグラスが210%増、ARグラスが136%増と大きな成長を見せた一方、VRセグメントは17%減少しました。
ARグラス市場では、RayNeoやVITURE、XREALといった企業がシェアを占めており、特にVITUREは前年比281%増と急成長しています。また、スマートグラス市場ではMetaが84%のシェアを獲得して市場を牽引しています。業界全体ではメモリ価格の上昇が課題となっており、一部メーカーによる製品の価格引き上げや発売延期などの影響も出ています。
4. Blender 5.2 LTS公開、VRでの撮影地点確認機能を追加(7.16)
Blender Foundationは、長期サポート版となる統合3Dソフトウェアの最新版「Blender 5.2 LTS」を公開しました。今回のアップデートではVR用アドオンが強化され、新たにロケーションスカウティング機能が追加されました。これにより、VRセッション中に焦点距離や絞り値などを確認しながら撮影地点を記録し、後からシーンカメラに変換することが可能になります。
さらに、Geometry Nodesには髪や布のシミュレーションに向けた実験的な物理演算機能が導入されたほか、アセットライブラリがリモートホスティングに対応しました。スカルプトモードへの新ツール追加やレンダリングエンジンのパフォーマンス向上なども含まれており、多岐にわたる開発環境の改善が行われています。
5. MESONと博報堂DYHD、イマーシブビデオの撮影距離と心理的近さに関する論文を公開(7.16)
MESONと博報堂DYホールディングスは、イマーシブビデオにおける映像の撮影距離が体験者に与える影響を検証した心理実験の結果を発表しました。実験ではアイドルグループSTU48の協力を得て、演者からの距離が異なる2種類の映像を制作し、Apple Vision Proを用いた評価が行われました。
検証の結果、演者に近い1,200mmの距離から撮影した映像では、遠距離からの撮影に比べて、その場にいる感覚が大きく向上することが確認されました。さらに、コンテンツ内の演者との心理的な距離感が縮まるという成果も示されています。本研究の成果は論文として公開されており、両社はこの知見をライブエンターテインメントや観光など幅広い領域へ応用していく方針です。
6. 【参加無料】XR Kaigi Hub名古屋のチケット受付開始! 今回のテーマは「フィジカルAI meets XR」
Mogura VRの企画・運営する大規模カンファレンス「XR Kaigi」について、お知らせです。
2026年8月6日、愛知県名古屋市のSTATION Aiにて開催される「XR Kaigi Hub 名古屋 2026」の無料チケット申し込みの受付を開始しました。今回のテーマは「フィジカルAI meets XR」です。
同イベントは、2019年から続くカンファレンス「XR Kaigi」のローカル版として位置づけられます。2026年は大阪・名古屋・福岡の3都市で開催され、各地域でのビジネスマッチングや知見共有の場となります。
なお、本イベントはオフラインのみでの開催となり、セッションのリアルタイム配信やアーカイブ配信は予定されていません。
詳しくはこちらをご確認ください。
7. Mogura VR、スマートグラス市場調査レポートを発売開始 ユーザーアンケート結果も発表
Mogura VRからのお知らせです。
Mogura VRは2026年7月14日、レポート「スマートグラスのtoC、toB市場の実態と展望」の販売を開始しました。
レポートの販売ページはこちら
https://moguravrstore.com/product.php?id=93
本レポートは、スマートグラスを用いた新規事業や製品開発を検討している企画担当者、製造や物流、建設、医療などの現場でスマートグラスによる業務効率化を推進している担当者、市場動向の把握やマーケティング戦略の立案に向けて信頼できるデータを求めるマーケターや研究者を主な対象としています。Mogura VRが独自に収集した読者の行動ログ解析と、一般ユーザー・法人を対象としたアンケート調査に加え、国内外のユースケースを一冊にまとめました。
発売を記念して、レポートに記載されている一般ユーザー向けアンケート回答結果の一部を記事で紹介しています。
一般ユーザー向けアンケート回答結果はこちら
その他に無料サマリーも公開しています。
詳しくはこちら
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Mogura VR News / MoguLiveでは、注目ニュースやトピックについて解説する音声番組「もぐラジオ」を、毎週月曜日に更新。編集長のすんくぼ、MoguLive副編集長のゆりいかが、XR/メタバース/VTuberを含むテックやコンテンツの最新ニュース・業界動向について深掘りしていきます。誌面では語りきれなかった内容も盛りだくさん!
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