元Oculus CTOで、id Software共同創業者のジョン・カーマック氏が、id Softwareの代表作を公式にVR移植するため、私財100万ドルを拠出する用意があると改めて表明しました。Microsoftがid Softwareの従業員の大部分を解雇したことを受けた発言です。
カーマック氏は2013年にid Softwareを離れてOculusのCTOに就任し、VR普及を後押ししてきました。2019年にCTOを退任し、2022年にはMetaを退社しましたが、その後もXR普及への発言を続けています。同氏は昨年2月にも、VR MOD制作グループのTeam Beefを支援すると発表。Team Beefは公式VR移植版の「WRATH: Aeon of Ruin VR」を2025年に発売済みで、「Postal 2 VR」も2026年中に発売予定です。
今回、カーマック氏は「XBox部門がソファの隙間の小銭を探しているなら、TeamBeefVRがレガシーオープンソースゲームをVR向けに商業化できるよう、100万ドルの保証を用意する」と改めて申し出ました。レガシーオープンソースゲームとは「DOOM」、「Quake」、「Return to Castle Wolfenstein」など、ゲームエンジンがオープンソース化されている旧作を指します。エンジンのコードは無償で入手できますが、レベルデータやテクスチャなどの著作物はMicrosoftが権利を保有しています。
id Softwareは2009年にMicrosoftに買収されて以降、大規模なレイオフからは比較的距離を置かれてきました。カーマック氏は「Microsoftはブランドの良き管理者になるだろうという自分の発言は説得力を欠く」と述べ、id SoftwareがMicrosoftにとって収益面で厳しい事業だった可能性を指摘しました。VRゲームは据え置き機やPC向けタイトルに比べて売上が小さく、Microsoftがこの提案を受け入れるかは不透明です。
参考
Road to VR
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