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企業動向 2026.01.29

「AIグラスは歴史上最も急成長しているデバイスの一つ」Meta、2025年度四半期決算でAIシフト鮮明に

Metaは2025年度第4四半期および通期の決算を発表しました。2025年通期の総売上高は前年比22%増の2,009億6,600万ドル(約30兆7,498億円)です。通期の営業利益は832億7,600万ドル(約12兆7,420億円)となり、22%増を記録しました。

XR部門のReality Labsの通期売上高は22億700万ドル(約3,376億9,307万円)です。売上は前年から微増しましたが、営業損失は191億9,300万ドル(約2兆9,367億2,093万円)に拡大。Facebook、Instagramなど主力のアプリによる「Family of Apps」部門は引き続き堅調に推移しています。

マーク・ザッカーバーグCEOは、AIグラスを「パーソナル・スーパーインテリジェンス(個人向けの高度なAI)」というビジョンの究極の具現化と位置づけ、スマートフォンの登場時と同様の転換点にあると強調。Ray-Ban MetaなどのAIグラスの売上は、昨年と比べて3倍以上増加しており、ザッカーバーグ氏はこれを「歴史上最も急速に成長している家電製品の一つ」であると話しています。Reality Labs(メタバース・ハードウェア部門)の投資方針として、今後は投資の大部分を「グラスとウェアラブル」に向けることを明言しました。

CFOのスーザン・リー氏も、VR(仮想現実)の普及スピードがウェアラブルに比べて緩やかであることを認め、VRへの投資を縮小し、市場リーダーとしての地位を確立しているウェアラブルへの投資を増やす「ポートフォリオのリバランス」を行っていると説明しています。

Horizon Worldsについては、従来の「VRヘッドセット専用の空間」という位置づけから、モバイル(スマートフォン)を中心とした次世代のソーシャルメディア・プラットフォームへと戦略を転換させています。ザッカーバーグ氏は、インターネット上のコンテンツが「テキスト → 写真 → ビデオ」と進化してきた歴史に触れ、ビデオの次は「より没入的でインタラクティブなフォーマット」になると予測しています。

Horizon Worldsはこの「没入型3Dバージョン」の体験を提供するプラットフォームとして位置づけられており、将来的にはフィード上のビデオをタップするだけで、その中でインタラクティブに遊べるような体験が可能になると語られています。さらに、モバイルへの注力と並行して、今後数年をかけてVRを収益性の高いエコシステムにすることにも引き続き取り組む姿勢を示しています。

2025年12月の同社アプリアクティブユーザー数は月間平均で35億8,000万人となりました。これは前年比で7%の増加を記録しています。広告のインプレッション数は第4四半期に18%増加しました。通期の広告平均単価も9%上昇しています。

欧州ではパーソナライズを抑えた広告の導入を順次開始します。法規制の動向については、今後も継続して注視する方針です。米国内の裁判結果や青少年に関連する問題が懸念材料となります。

なお本記事では、2026年1月29日時点での為替レートを用いて換算しています。

参考

Meta

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