サンリオは、2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)までを対象とした統合報告書を発表し、取組の振り返りと今後の展望を公開しました。サンリオは、「One World, Connecting Smiles.」の長期ビジョンのもと、自社のキャラクターを中心としたグローバルIPプラットフォーマーを目指す方針を示しています。
「エンゲージメントを深める接点」を増やし、収益の多層化を図るため、新規事業としてゲームやデジタル分野への戦略的投資を強化して、XRを今後の成長の柱のひとつにすると位置づけています。
2026年3月期には、VRテーマパーク「V-Puroland(ブイ・ピューロランド)」を常設化する構想が明らかにされました。年間来場者数500万人を目標とし、サンリオキャラクターに限定しない形で、他社のIPも集う多角的なVRテーマパークとして展開します。24時間365日稼働する構想で、バーチャル空間ならではの常時アクセス可能なエンターテインメント施設を目指しています。
これまで、サンリオは2021年より期間限定のVRイベント「Sanrio Virtual Festival」(Vfes)を展開してきました。2025年に開催された第4回「Sanrio Virtual Festival」では、過去最高となる15万人が参加し、ユニークユーザー数は前年の12万人を上回りました。このイベントでは「ラブライブ」や「マツケンサンバ」など他社IPとのコラボレーションも行われ、VTuberとのVRグリーティングといったコンテンツも提供されました。
V-Purolandは、エンターテインメントの発信だけでなく、ユーザーによる創作活動(UGX)やクリエイターの配信の場としても活用される計画です。サンリオキャラクター以外にも、個人クリエイターや他社IPの世界観を体験できる公式ワールドとする予定です。
さらにサンリオは、デジタル領域でのIPプラットフォーマー化を推進します。個人クリエイターや他社IPのグローバル展開を支援するほか、クリエイター支援サービス「Charaforio(キャラフォリオ)」の機能強化も進めます。2024年8月にリリースされたCharaforioでは、企業と個人をつなぐ受発注機能の充実を図るとともに、個人クリエイター向けにキャラクター育成を支援するインキュベーション機能も導入します。
参考
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