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統計・データ 2025.09.30

アバターで「素の自分になり、共感で繋がる」博報堂メタバース調査

博報堂の「生活者発想技術研究所」内にある「メタバース生活者ラボ」は、初の研究レポート「メタバース生活者から学ぶ デジタル社会のこれから―私を豊かにする、もうひとりの私―」を公開しました。

レポートは、メタバースをゲームや単なるバーチャル空間としてではなく、人々が「もうひとりの自分」として存在する生活の場として位置づけています。そして、メタバース上でアバターを伴うゲームやプラットフォームを利用したことがある人を「メタバース生活者」として調査対象に設定しており、意識や行動の実態に焦点を当てています。

レポートでは、メタバース上の自分は現実の延長にとどまらない新たな人格であるとしています。多くの生活者が、現実よりも「素の自分」でいられると感じており、調査では72.0%がそう答えました。活動を通じて自己肯定感が高まり、感謝の気持ちや視野の広がりなど内面的な成長につながるとしています。アバターの姿を通じて言葉づかいが優しくなったり、人前での会話への苦手意識を克服した例もあります。バーチャルイベントの運営で社会的スキルを磨いたり、性別や年齢への見方がフラットになったという声もあり、こうした変化が現実生活にも良い影響を与えています。



また、メタバースは新しいコミュニティが生まれる場とされています。SNSが情報発信の色合いが強いのに対し、メタバースは「誰かと一緒にいること」に価値を置きます。リアルの延長にある閉じられた空間で、相手の存在を感じられるため信頼感が生まれます。SNSが承認欲求を満たす場だとすれば、メタバースは「なりたい自分」を実現する場とされています。肩書きや距離にとらわれず、自由に交流できる点も特徴です。


さらに、メタバースは流行の段階を超えて、強い共感でつながるコミュニティとして定着しつつあるとしています。企業が活用するためには三つの視点が重要だと指摘しています。
第一に、生活者と同じ目線で違和感なくコミュニティに関わること。第二に、技術だけでなく文化やコミュニティを理解する専門家の知見を活かすこと。第三に、生活者が抱く「こうしたい」という願望を形にすることです。これらを意識することで、企業活動の可能性は広がるとしています。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001058.000008062.html

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