株式会社メタリアルグループの株式会社STUDIO55は、三建設備工業株式会社およびRevizto SAと協力体制を構築しました。建設業界のデジタルトランスフォーメーションを加速し、新たな施工管理手法の確立を目指します。3社はモデル現場にて、VRを活用した施工図の事前確認、ARを活用した現場情報の可視化の検証に取り組む予定です。
株式会社STUDIO55は、AI技術開発企業メタリアルグループ傘下で、CGやVR、BIMを活用したプレゼンテーション支援やデザインサポートを提供しています。三建設備工業株式会社は、東京都中央区に本社を置く総合設備工事会社です。空調や衛生、電気設備などの分野で幅広い施工実績があります。
Revizto SAはスイスのローザンヌに本拠地を持ち、建設業界向けに統合コラボレーションプラットフォームを提供しています。ゲームエンジンの技術を活用し、BIMデータをリアルタイムで可視化。世界80カ国以上で、VRやARを用いた効率的な施工管理支援を行っています。
各社は、それぞれの専門分野の知見を持ち寄り、建設現場におけるBIM活用の進化を目指します。生産性の向上や施工品質の確保に寄与することを目標としています。
新体制での主な取り組みの一つが、VRを活用した施工図の事前確認です。バーチャル空間にアバターとして入り、BIMデータを基に、機器やバルブの位置関係を視覚的に確認できます。特にバルブのハンドルの向きといった操作性に関わる要素も確認可能で、モニター上では難しかった検証が可能になります。この操作にはReviztoのゲームエンジン技術が活用されているとのこと。この取り組みにより、「現場での手戻りや再加工の削減が期待され、施工品質の向上につながる」としています。
もう一つの取り組みは、ARを活用した現場情報の可視化です。建築図面だけではBIM化が難しい情報、たとえば仮置きの資材や仮設足場などを対象としています。これらの情報を、現実の空間と施工図BIMに重ねて表示し、仮想的に事前確認を行うことで、現場での突発的な調整や手配の必要を減らし、作業工程の円滑化を支援します。
現在、三建設備工業株式会社の千葉県でのモデル現場にて、施工図BIMをVR・AR化での施工管理手法で検証中です。得られたフィードバックをReviztoおよびSTUDIO55が受け取り、機能改善や運用方法の見直しを図ります。今後、3社は協力して次世代の施工管理手法を構築し、建設業界全体のDX推進を目指す方針です。
(参考)プレスリリース
