現実の物理空間をXR体験に変える技術を開発する米スタートアップ「DreamPark」が、約1億600万円(110万ドル)のシード資金を調達しました。今回の資金調達により、同社は全米での事業展開や、エンターテインメント関連の知的財産(IP)との提携、ヘッドセットのレンタル事業の拡大を計画しています。

本調達はシードラウンドで実施。Long Journey Venturesが主導し、Founders Inc.が参加しました。
DreamParkは、現実空間にQRコードなどの「アクセスポイント」を設置し、XRデバイスやスマートフォンでスキャンすることで、デジタル情報を現実に重ねる体験を提供しています。ユーザーは特別な設備なしでマルチプレイヤーの没入体験を楽しめるとしています。
同社は、従来型の常設VR施設に比べて低コストで導入可能であり、短期間での収益回収が可能な点を強調しています。また、施設の建設や恒久的なインフラが不要な点も特徴としています。
これまでに、同社はカリフォルニア州サンタモニカの商業エリア「Third Street Promenade」や、ロサンゼルス郡で開催されたフェアイベントで体験型企画「Super Adventure Land」を展開しており、今後はシアトルやオレンジカウンティ、企業イベントや展示会での実施も予定しています。
調達した資金は、全米でのアクセスポイント展開の拡大、人気IPとの提携、ヘッドセットのレンタル事業の強化、そしてコンテンツおよび開発チームの体制強化に充てられる予定です。
DreamParkの共同創設者でCEOのエイダン・ウルフ氏は、同社のビジョンについて「私たちは、人々が現実の空間に集まり、つながる理由を提供することで、コミュニティを活性化するプラットフォームを構築しています」と述べています。DreamParkの経営陣は、Two Bit CircusやSnap Inc.などでの経験を有しており、今後もスケーラブルな没入型体験の提供を目指しています。