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どれを選ぶ?5万円以下の360度カメラ5種を実機比較 

枠で切り取る通常のカメラと異なり、周囲全部を撮影することのできる360度カメラ。プロ向けの数百万円するものから、個人でも簡単に使えるものまで様々なものが登場しています。

360度カメラを比較する場合、カメラ自体の性能だけでなく撮影状況に対してアプリ連携がうまく行われているか、スティッチング(動画をつなぎ合わせる技術)はどうか、といった様々な観点から評価する必要があります。またカメラによってそれぞれの個性があるため、使用用途によって良いカメラの概念が変わります。

今回は5万円以下という基準で一般消費者向け360度カメラ5機種を比較しました。

今回、比較で使用した主な評価基準は以下の通りです。
◼︎価格(執筆時現在、税込)
◼︎画質
◼︎ユーザー体験

RICOH THETA S

◼︎価格:37,997 円(アマゾン)
◼︎画質:★★★★☆
→静止画 (最高画質)5376×2688
→動画 1080p(30fps)
スティッチングの性能が高く綺麗な静止画を撮影できます。しかし、動画の解像度は低めという欠点があります。
◼︎ユーザー体験:★★★★☆
無線でスマホと接続する方式です。アプリの操作が安定しており快適。またISO、ホワイトバランスやシャッタースピードなど、カメラの設定項目が充実しています。カメラ単体だけでなく、アプリからウェブサービスまでクオリティが高く操作性がとても良いです。

公式サイト:https://theta360.com/ja/about/theta/s.html

RICOH THETA SC

◼︎価格:23,699円(アマゾン)
◼︎画質:★★★★☆
→静止画(最高画質)5376×2688
→動画 1080p(30fps)
◼︎ユーザー体験:★★★★☆

THETA Sの1年後に発売されたスタンダートモデルです。上位機種THETA Sとは1万円以上の差がありますが、基本的な違いは連続録画時間です。THETA Sが約25分に対して、SCでは約5分。画質は変わりません。カラーバリエーションが4種類あります。

公式サイト:https://theta360.com/ja/about/theta/sc.html

新型Gear 360(2017)

◼︎価格:29,300円(アマゾン)

◼︎画質:★★★★★
→静止画(最高画質)5472×2736
→動画 4K(4096×2048 24fps)
近距離や室内撮影でのスティッチングで弱みが出る事がありますが、全体的な印象としての画質は良好です。静止画の画質は2016年の前モデルよりも抑えつつ動画に対する画質を向上させています。実際にVRヘッドセットを使っての視聴に耐え得るレベルで動画を撮影できる機種として、この価格帯のものは少ないです。

◼︎ユーザー体験:★★★★☆
本体にディスプレイが搭載されているため、基本的にスマホに繋がなくても撮影や設定が可能です。Windows専用ですが、動画編集・スティッチングソフトで手軽に360度動画制作ができます。

公式サイト:http://www.galaxymobile.jp/gear-360/

Insta360 Air

◼︎価格 約20,000円
◼︎画質:★★★☆☆
→静止画(最高画質)3008×1504
→動画 3008×1504
スティッチングは綺麗ですが、解像度が低いために少なからずノイズ感やザラザラ感が出ます。高画質を求めている方にとっては、不満が残りそうです。

◼︎ユーザー体験:★★★★★
本体にバッテリーが搭載されていないため、単体では動きません。必ずスマホと併用します。有線接続のため、安定してアプリと連携します。撮影した画像が数秒かからず確認できる他、ライブストリーミングなども、数回のクリックで簡単に行うことができます。小さい形状のためカメラを持ち歩きやすく、ユーザー体験がかなり良いです。写真にフィルターをかけたり、スタンプをつけて加工してSNSに投稿するところまで、簡単に楽しく出来ます。普段の持ち歩き用に欲しい一台です。

注:TypeC版とマイクロUSB版があるため、購入時間違えないように確認が必要です。Androidのスマートフォンでのみ使用します。

日本販売代理店(ハコスコ):https://hacosco.com/insta360-air/

Insta360 nano

◼価格 23,999円
◼画質:★★★☆☆
→静止画(最高画質)3040×1520
→動画 3040×1520
Insta 360 Airと同等

◼︎ユーザー体験:★★★★★
こちらもスマホに有線接続するタイプのカメラです。Airと異なる点としてバッテリーを搭載しているため、スマホに繋がなくても独立して運用できます。Air はAndroid仕様ですが、NanoはiPhone仕様です。Androidのように様々な種類のスマホの対応確認をせずとも、安定的に使用することができます。

日本販売代理店(ハコスコ):https://hacosco.com/insta360/

用途別のまとめ

360度映像撮影が目的なら、Gear 360。毎日軽々と持ち歩いて、撮った写真をストレスフリーに加工したいのであればInsta360シリーズ。高画質な360度写真撮影や投稿をしたいならTHETAシリーズといったところでしょうか。それぞれのカメラが個性的で、どれを買おうか迷ってしまいますね。以下はスペックを表にまとめたものになります。

 

新型Gear 360

RICOH THEATA S

RICOH
THETA SC

Insta360 Air

Insta360 Nano

価格(税込)

32,218円(アマゾン)

37,223円(アマゾン)

23,783円(アマゾン)

約20,000円

23,999円

解像度

5472×2736

5376×2688

5376×2688

3008×1504(3K)

3040×1520

ビデオ

4096×2048 (24fps)まで

 1920×1080(30fps)

 1920×1080(30fps)

3008×1504(30fps)※1

3040×1520
(30fps)

最大記録時間
(ビデオ)

130分※2
(2560×1280 / 30fps)

1回の記録は25分まで。合計65分
(1920×1080 / 30fps)

1回の記録は5分まで。
合計63分
(1920×1080 / 30fps)

表記なし
(接続するスマホによる)

表記なし
(連続稼働時間は約1時間)

F値

2.2

2.0

2.0

2.4

2.0

重量

130g

約125g

約102g

26.5g

73g

記録媒体

マイクロSDカード(最大256GBまで)

内臓メモリー:8G

内臓メモリー:8G

スマホに接続

microSDカード(64GB以内、Class 10推奨)

対応環境

●Android5.0以降:(Galaxy S8/S8+/S7/S7 Edge/Note5/S6/S6 Edge/S6 Edge+/A5/A7)●iOS:iPhone 7/7+/6S/6S+/SE●PC:Windows/Mac

●Android/iOS
●PC:Windows/Mac

●Android/iOS
●PC:Windows/Mac

Android

iPhone 6 /plus、iPhone 6s /plus、iPhone 7 /plus

※1:公式サイトと表記が異なりますが、2017年5月31日のアップデートにより全機種3K対応になっています。
※2:あくまでも2560×1280 / 30fpsでの結果です。4K画質での本格的な長時間録画を考えている人は、本体が発熱に弱いため注意が必要です。Twitterでの購入者レビューでは4K撮影で10分〜20分とのこと。

この記事を書いた人

サヤメタクミ

先端技術好きなデザイナー。VRでは、MVコンセプトアート制作や360度カメラを使用した企画に関わる。多摩美術大中退、CI開発から書籍装丁等の様々なデザイン業務に従事。 THETA LOVERだゾ。

Twitter:@sayamet

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