株式会社ZOZO NEXT、ソフトバンク株式会社、MNインターファッション株式会社が、オンライン上で服のバーチャル試着体験が行えるアプリ「ALTRM(オルターム)」の実証実験を実施します。期間は3月29日(火)まで。合計400名が対象となります。
バーチャル試着アプリで「ZOZOSUIT」のデータ活用
スマートフォンアプリ「ALTRM」は、ユーザーの身長と体重をもとに生成した3Dアバターにアイテムを装着することで、実際に試着した時のようにサイズ感をチェックできます。なおアバターの体型生成には、3D計測用ボディースーツ「ZOZOSUIT」により集積した体型計測データが活用されています。
実証実験では、MNインターファッションが実験のために新たに立ち上げた紳士服ブランド「ALTRM」のアイテム全14型を販売し、バーチャル試着導入による購入率の変化を検証します。バーチャル試着の導入により時間や場所を問わず試着を行えるほか、購入前にバーチャル試着してみることで、オンラインショッピングの課題であるサイズ不一致や着用時の違和感による返品の減少、CVRの向上が期待されるとのことです。
バーチャルファッションによるアパレル業界やファッションの見直しは各所で進みつつあります。直近でも「製造過程でのサンプル廃棄物問題の解決」という観点から、KDDIによるデジタルファッション展示会「XR Fashion Exhibition」が開催されました。今回の実証実験に関する各社からのコメントにも、「アパレル業界のDX」や「サステナビリティ」といったキーワードが見られ、試着という観点からファッションのあり方を変えていく動きのひとつとなりそうです。
(参考)プレスリリース