株式会社積木製作は、バーチャル鉄筋・配筋教育システム「VRiel」の販売を法人向けに開始しました。VRヘッドセットを使い、バーチャル空間の躯体（基礎や鉄筋、柱など、建造物を支える構造物）を歩きながらのOJT研修が可能となります。
VRヘッドセットを使用し、簡単にいつでもどこでも研修を実施
積木製作は3DCGやVRコンテンツ開発を行っており、企業向けアプリケーション開発のほか、建築現場やものづくりの現場をVRで再現・体験する教育プログラム「安全体感VRトレーニング」などを提供しています。
「VRiel」は、積木製作と株式会社大林組が2016年に共同開発したVR研修システムです。大林組の教育現場では、現場若手職員向けに2017年から実際に使用されています。VRielは施設・現場に受講生を集めずに研修を実施でき、また実際に身体を動かしてバーチャル空間上を動き回りながら、多様なバリエーションの教育が実施できます。
VR上での自由視点での計測・図面閲覧も可能。研修中には、VR上で指摘した不具合箇所の答え合わせによって正しい状態の3Dモデルとの比較ができ、どこが・どのように誤っているのかを正確に理解する事ができます。
「VRiel」はこれまではPCとVRヘッドセットを接続して体験する仕組みでしたが、今回は市販のVRヘッドセット単体で利用可能になりました。また、各種基準の最新版へ対応させるソフト面の改良など、様々なアップデートが実施されています。
