Home » VR動画を見るには?必要機材やおすすめサービス・アプリまとめ


VR動画 2019.08.24

VR動画を見るには?必要機材やおすすめサービス・アプリまとめ

昨今、VRで動画コンテンツを視聴できるサービス・アプリが増えてきています。VRでの動画視聴はスマートフォンからでも気軽に試すことができ、画面やモニターで視聴するよりもリッチな体験が可能です。本記事では、VR動画の解説や視聴するために必要な物、おすすめのサービス・アプリなどを紹介します。

目次

VR動画は2種類に分類
VR動画の必要機材や準備
おすすめのサービス・アプリ
ーYouTube(アプリ)
ーNetflix(アプリ)
ーDMM(アプリ)
ーAmazonプライム・ビデオ(アプリ・ブラウザ)
ー360Channel(アプリ)

VR動画は2種類に分類

VR動画には大きく分けて「ホームシアター型」と「360度動画型」の2種類があります。「ホームシアター型」はVR内で動画を視聴するもので、ドラマや映画などをVRならではの大画面で見ることができます。VRなら部屋のサイズなど気にすることなく画面サイズを調整することで、映画館の最前列にいるかのような迫力のある映像も楽しめます。

一方「360度動画型」は、まるで自分が映像の中にいるような視聴体験ができます。実写映像では現地にいるような体験ができ、映像作品であれば自分が登場人物の一人になったかのような体験ができます。

本記事で紹介するVR動画を視聴できるサービス・アプリは以下の区分けとなります。

VR動画を視聴できるサービス・アプリ

ホームシアター型

360度動画型

YouTube

Netflix

DMM

Amazonプライム・ビデオ

-(※)

360Channel

(※2019年7月下旬、Amazonプライム・ビデオと360度動画を視聴できるアプリ「Prime Video VR」が米国と英国向けに配信開始。執筆時点では国内配信未定)

VR動画の必要機材や準備

VR動画の対応デバイス

VR動画を視聴するためには各アプリ・サービスに対応したデバイスが必要です。主要対応デバイスは、スマートフォンをはじめ、PlayStation VR(PSVR)、PC向けVRヘッドセット「HTC VIVE・Oculus Rift・Windows MR」、一体型VRヘッドセット「Oculus Go・Oculus Quest(オキュラス クエスト)」などです。

スマートフォンでVR動画を視聴する場合は、VRゴーグルを用意することをオススメします。VRゴーグルを装着して動画を見ると、装着者の頭の動きに連動して映像も動きます。スマートフォンを手に持って視聴するよりも没入感の高い視聴体験ができます。

iPhoneやAndroidでオススメのVRゴーグルの紹介記事はこちら。

また、PSVRではPlayStation 4、PC向けVRヘッドセットではVR対応PCがそれぞれ必要です。

今回の記事でも紹介している様々なプラットフォームのVR動画を最も手軽に楽しみたいのであれば、一体型VRヘッドセットである「Oculus Go」や「Oculus Quest」がオススメです。一体型VRヘッドセットは、VR体験の際にスマートフォンやPCを必要としないので、VR動画を見たいと思った時にすぐに動画を見始めることができます。

各サービス・アプリの対応デバイスは「おすすめサービス・アプリ」にて紹介します。

Wi-Fiに設定(スマートフォンの場合)

スマートフォンでVR動画を視聴する際は「Wi-Fi環境」になっているか確認しましょう。動画は画質が高画質になるほどデータ容量も大きくなり、特にVR動画は容量が大きくなります。Wi-Fiに設定しておくことで、データ容量の心配をすることなく集中して動画を視聴できます。

動画は先にダウンロード

VR動画の視聴方法は「ダウンロード」「ストリーミング」の2通りあります。ストリーミングはすぐに動画を見始めることができますが、インターネットの通信速度が遅いと動画が止まってしまうことがあります。動画のダウンロードに対応しているサービス・アプリであれば、見たい動画をあらかじめダウンロードしておくことで、通信速度の影響を受けることなく動画を最初から最後までスムーズに視聴できます。

おすすめのサービス・アプリ

YouTube(アプリ)

YouTubeは、VR動画を視聴できるサービスの中で最もVR動画の数が多い動画投稿サイトです。無料で動画を視聴でき、対応デバイスが多いのも魅力です。「初めてVR動画を見る」という人は、まずYouTubeから見ることをオススメします。

PCやOculus Go/Quest向けには、VRデバイス向けに最適化されたアプリ「YouTube VR」が配信されており、通常の2D動画は大画面で、360度動画は周囲を見回しながら楽しむことができます。PSVRとスマートフォンでは、各「YouTube」アプリから視聴できます。スマートフォンからYouTubeでVR動画を見る方法はこちらで解説しています。

各種VRデバイスへの対応状況

PSVR

PC向けVR

Oculus Go

Oculus Quest

スマホVR

※1 PC向けVR:HTC VIVE/Oculus Rift/Windows MR
※2 スマホVR:iOS、Android

Netflix(アプリ)

映画やドラマ、アニメを始め、オリジナル作品も多く配信している動画配信サービス「 Netflix(ネットフリックス)」は、VR向けアプリを配信しています。視聴にはNetflixのアカウントが必要です。(アカウントは有料の月額制)

NetflixのVR向けアプリに対応しているデバイスは、Oculus GoとOculus Questです。VR向けアプリは、動画の画面サイズを自由に変更することができ、大画面で映像を楽しめます。また、Oculus Goはヘッドバンドがゴム製なので、寝転んでも邪魔になりにくいのが魅力です。

VR向けアプリは用意されていませんが、スマートフォンとPSVRからもNetflixの視聴は可能です。スマートフォンでは「Netflix」アプリを起動し、動画を再生した状態でVRゴーグルに装着します(視聴中の画面操作は不可)。PSVRは「シネマティックモード」機能から3サイズの画面で視聴できます。

各種VRデバイスへの対応状況

PSVR

PC向けVR

Oculus Go

Oculus Quest

スマホVR

〇(iOS/Android

DMM(アプリ)

動画配信サービス「DMM.com」およびそのアダルト版である「FANZA(リンク先18禁)」では、専用アプリ「DMM VR動画プレイヤー」(Windows MR版は「DMM MR動画プレイヤー」、PSVRでは「DMM.comアプリ」のVRモード)でVR動画を視聴できます。DMM.comやFANZAでは、アイドルやホラー、ミュージカル、アダルトなどといったジャンルのVR動画が配信されています。(視聴にはDMMのアカウントが必要)

「DMM VR動画プレイヤー」では2D動画と360度動画を視聴できます。視聴はストリーミングの他、高画質・中画質・低画質の中から画質を選べるダウンロード再生もできるため、通信速度を気にせずに動画を楽しむこともできます。

各種VRデバイスへの対応状況

PSVR

PC向けVR

Oculus Go

Oculus Quest

スマホVR

〇(HTC VIVE/Oculus Rift/Windows MR

Amazonプライム・ビデオ(アプリ・ブラウザ)

2019年7月下旬、アマゾンはVR向け視聴アプリ「Prime Video VR」を米国と英国向けに配信開始しました。アマゾンプライム会員は、VRヘッドセットを使用して「Amazon Prime Video(Amazonプライム・ビデオ)」と360度動画を視聴できます。ただし執筆時現在、「Prime Video VR」アプリは日本国内には配信されていません

しかし、現状でもVRデバイスで「Amazonプライム・ビデオ」を視聴することは可能です。PSVRでは「シネマティックモード」機能を利用、スマートフォンでは「Prime Video」アプリを起動し、動画を再生した状態でVRゴーグルに装着すれば視聴できます(視聴中の画面操作は不可)。

Oculus GoとOculus Questの場合は、標準で搭載されている「ブラウザー」からアマゾンへアクセスし、PCから動画を視聴するのと同じ方法で見ることができます。(画面操作は再生と停止のみとなります)

各種VRデバイスへの対応状況

PSVR

PC向けVR

Oculus Go

Oculus Quest

スマホVR

〇(iOS/Android

360Channel(アプリ)

360Channel」は、360度動画専用のプラットフォームです。アイドルや観光、文化、バラエティ、スポーツなど、多数のオリジナルコンテンツの360度動画が配信されています。無料の360度動画の他、有料(レンタルや購入)コンテンツも多数揃っています。

各種VRデバイスへの対応状況

PSVR

PC向けVR

Oculus Go

Oculus Quest

スマホVR

〇(Oculus Rift/Windows MR

〇(iOS/Android


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード