2016年より、現実を忘れ、バーチャルな世界に没頭できるハイエンドのVR機器Oculus Rift、HTC ViveやPlayStation VRが発売されています。デバイスを購入して家で遊んでいる人はまだ少ない状況です。
VRが体験できるアーケードやアトラクション施設が都内には次々と開設しています。家電量販店のVR体験コーナーやネットカフェなどでも体験できます。筐体が大がかりなものからスマホタイプのものまでVRを体験できる施設は増えています。
2017年6月30日(金)、7月1日(土)、7月2日(日)、7月7日(金)、7月8日(土)、7月9日(日)の6日間に複合カフェ アプレシオ新宿ハイジア店でVR体験イベント「VR pallet」が開催されます。主催するのは、モバイルゲーム開発などを手掛ける株式会社ブループリント。
こちらで遊べるのは、アメリカのゲーム配信会社Valve社が運営しているゲーム配信サービスSteamで配信中の人気タイトル含め8本です。
『Tilt Brush』
『Tilt Brush』はGoogleが開発した3D空間に、立体的に絵を描くことができるVRお絵描きツールです。重力や空間の制約なしに絵を描ける魅力を味わえます。普段から絵を描く人はもちろん、絵を描かない人でも一度は試してみるとこれまでと全く異なる“表現”を体験できます。
『Tilt Brush』を使って活動するVRアーティストせきぐちあいみ氏の個展を紹介した記事はこちら
『HoloBall』
『HoloBall』はサイバーな空間でボールを壁打ちする、スカッシュのようなゲーム。ボールを打ち漏らすと背後の車が爆発します。
『Fruit Ninja VR』
『Fruit Ninja VR』は次々現れるフルーツを刀で斬りまくる、明るくポップな雰囲気で爽快感のあるゲームです。
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『Arizona Sunshine』
『Arizona Sunshine』はオランダのゲーム会社Vertigo Gamesが開発したゾンビシューティングゲームです。リアルなグラフィックで、昼間で明るい状況でもゾンビが出てくる前から怖い雰囲気が漂っています。体験している様子を周りで見ていると非常に盛り上がるゲームです。
『Audioshield』
『Audioshield』(Dylan Fitterer)はサイバーな空間で音楽にあわせて飛んでくる、赤と青のボールを、両手に持った赤と青の盾で防ぐリズムゲームです。YouTubeなどにアップロードされた曲を選択できるので好きな曲で楽しめます。周りで見ていても楽しいです。
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『The Lab』
『The Lab』は色々なゲームが詰まったミニゲーム集です。城を守る兵士になって弓矢で敵を撃退したり、ロボット犬で遊んだり、投擲器で倉庫に積みあがった箱を壊したりなど。VRでの弓矢体験をしたことない人には新しい体験に感じられ、弓道やアーチェリー体験者は高得点を狙えます。シューティングが苦手な人でもロボット犬とのふれあいで楽しめます。
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『OneManVurgeR』
『OneManVurgeR』(株式会社ダズル)はワンオペレーションのハンバーガー屋でお客の注文にしたがってハンバーガーを作るゲームです。遊びに来てるのに仕事をするなんてと感じますが、手を使って肉を持って焼いて、トマトやレタスを載せるなどが楽しく感じられます。
https://www.youtube.com/watch?v=hITRWd0d53M#action=share
『MagicCaster』
『MagicCaster』は今のところ配信予定のない株式会社ブループリント開発のオリジナルゲームです。恐竜や、一つ目のモンスター、空飛ぶドラゴンが上空や左右から小屋にいるプレイヤーを火炎を放って襲ってきます。敵モンスターの攻撃は盾で防ぎ、杖から光の球を放って攻撃します。
予約制で1組約5人、1回45分間5000円(アンケート回答で2500円割引)です。時間内はどのゲームでも遊べます。ちょっとずつ8ゲームを遊ぶのも1ゲームをじっくり遊ぶのも体験者次第です。
今回の美人コンシェルジュはモデル・タレントの真野未華氏。体験しているのは株式会社ブループリント山口もも子氏。
美人コンシェルジュはVRゲームなどの実況経験がある人が担当しているとのこと、体験中にコードを持ってサポートしてくれるだけでなく、体験を盛り上げてもくれます。
イベント期間中にコンシェルジュは5名。1日2人体制で、交代で務めます。
ふらっと立ち寄れるVR体験を更に身近へ
株式会社ブループリント広報山口もも子氏によると、同社としては今後このような企画をパッケージ化していきたく、依頼があれば前向きに検討するとのこと。
VRは体験することが重要ながら、VR向けの体験機会はまだ少ないという問題意識から、ブループリントとしては今回のイベントを企画したとのこと。イベントでのその場でしか楽しめないオリジナルコンテンツやアーケードなどの筐体を含めたようなコンテンツ以外にも、一般向けにストアで配信しているコンテンツにも面白いものがあるため、体験機会を提供する意味があると考えています。
予約制にしていますが、今後は予約不要にして、気軽に仕事帰りにカラオケ屋にふらっと入るような感覚でのVR体験を目指しています。
コンテンツ、ハード、体験者とVR内の映像を合成して周りで見ている人も楽しめすMR映像用の撮影機材、そして体験を盛り上げてくれる美人コンシェルジュ付きでパッケージ化していきたいとのこと。
配信されているコンテンツを体験できる取組としては、渋谷の「VR SPACE」などがあります。オリジナルコンテンツが体験できる施設に比べ、コンテンツ調達などの面で展開しやすい「配信コンテンツを体験できる機会」は今後も増えていくと考えられます。
イベント概要
名称 |
VR pallet -アプレシオVR体験会- |
開催日程 |
2017年6月30日(金)、7月1日(土)、7月2日(日)、7月7日(金)、7月8日(土)、7月9日(日) |
時間 |
金曜日 16:00~21:00/土曜日・日曜日 13:00~21:00 |
場所 |
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参加方法 |
事前予約制 |
参加費用 |
1組 5,000円(税抜)(プレイ後アンケートに答えると、その場で2,500円(税抜)割引。)※ドリンクバー飲み放題 |
試遊時間 |
1組45分間 |
試遊可能人数 |
1組約1~5名※1グループで使用できるVRヘッドセットの数は1つです。 |