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VR動画 2016.10.22

【360度VR動画入門】必要な機器&国内外のVR動画配信サイト

上下左右視線を動かして楽しめる360度動画。YouTubeをはじめ、360度動画を楽しめるプラットフォームは国内外たくさんあります。そこで今回は、360度動画を楽しめるサイトと、初めて360度VR動画を視聴する人向けに“視聴方法、必要デバイス、360度VR動画配信サイトの特徴”をまとめました。

VRで楽しめる動画とは?楽しみ方

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360度動画はVR動画ともいわれ上下左右、視線を動かして楽しめる動画です。楽しみ方はいろいろで、“スマホだけ”、“スマホとVRゴーグルの組み合わせ”、“ハイエンドVRデバイスとPCの組み合わせ”などがあります。初めての方におすすめは「スマホとVRゴーグル」を組み合わせる方法。ハイエンドVRデバイスの高品質な映像には及びませんが、自分が向いた方向をみることができたり、動画が立体的に見えたりする体験が安価で気軽にできます。

おすすめVRゴーグルとスマホで360度VR動画を楽しむ方法

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まず紹介するVRゴーグルは、お手持ちのスマホを組み合わせて使う『ハコスコ』です。特徴は何と言っても手軽さと安さ。1000円前後で購入でき、ハイクオリティな『Oculus Rift』や『HTC Vive』に比べると動画の解像度が低くなりますが、折り畳むことができ、かさばることなく気軽に持ち運べます。スマホにアプリをインストールして、360度VR動画を楽しむことができます。

注意する点としては、スマホで360度動画を楽しむ際には上下左右に視線移動ができるよう“ジャイロセンサー”が付いているスマホを選ぶ必要があることです。(ポケモンGOのARモードが使えていた方は大丈夫)

ハコスコの種類や、購入方法、ハコスコで使えるおすすめアプリ、対応機種などの詳しい情報は「ハコスコで使えるおすすめアプリ」より確認することができます。

参考までに、ハイエンドな体験ができるVRデバイスとPCの組み合わせもあります。

ハイクオリティなVR体験を実現するには、『Oculus Rift』や『HTC Vive』といったVR機器をVR Ready PCと呼ばれるVR対応のPCと接続する必要があります。デバイスとPCを合わせて総額が20万~30万円ほどと高額ですがハイクオリティで高解像度な360度VR動画が楽しめます。

ヘッドマウントディスプレイを頭に被って体験しますが、被った瞬間の本当にその場にいる、と感じられる没入感と高解像度な映像体験は必見です。ハイエンドデバイスを体験してみたい方はこちら「秋葉原でVRを体験・購入できる店舗まとめ

『Oculus Rift』や『HTC Vive』のスペック比較や詳しい情報は「Oculus Rift、PlayStation VR、HTC Vive、買うならどれ?比較購入ガイド」より確認することができます。また、VR向けPCの選び方や、VR Readyかどうかのチェックなどは「VR向けのPCを選ぼう!おすすめVR PC徹底解説」を参考にしてみてください。

360度動画配信プラットフォーム

はじめての方におすすめは、テレビのようなバラエティ番組が360度でみれる「360Channel(サンロクマルチャンネル)」です。
また、日本の360度動画共有サービス「ハコスコ」、エイベックス所属アイドルの特別映像が楽しめる「dTV VR」などをはじめ日本の配信プラットフォームもあります。

海外のサービスでは、YouTube上の360度動画がキュレーションされているバラエティ豊かな「YouTube 360°Videoチャンネル」がおすすめです。

そのほかにも、360度アニメが楽しめる「Google Spotlight Stories」、360度動画専用配信プラットフォームで、プロによる映像制作がされている「Littlstar」、同じく動画配信プラットフォームで「Jaunt」もあります。

それでは各プラットフォームの特徴とおすすめ動画について詳しくご紹介します。

360Channel

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・対応プラットフォーム
iOS版 / Android版 / Web版 / Oculus Rift / Gear VR
・特徴:すべて日本語のプラットフォーム。“360度動画のテレビ局を目指す”という通り、バラエティ番組のようなコンテンツ構成が特徴です。『グラドル!ガチ誘惑GP、発掘!』 『次世代アイドルLIVE』 『日本の旅』 『ニッポンのスゴ技どうぶつ』など番組構成がしっかりしています。バラエティ番組が好きな方はおすすめです。
おすすめ動画は『グラドル!ガチ誘惑GP』。目の前にいるグラドルが自分を誘惑してくるというシチュエーションで、360度ならではの臨場感です。
360Channelアイドル動画紹介記事

ハコスコ

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・対応プラットフォーム
iOS版 / Android版 / Web版
・特徴:すべて日本語のコンテンツ。YouTubeのようにユーザーがあげるコンテンツが多いため玉石混合、といった印象ですが映画やアイドルの撮りおろしプロモーション映像や風景、熊本県の被災地、初音ミク、水中ニーソなどの映像などがあります。“HOT CHANNELS”から見ていくのをおすすめします。
(ハコスコ ルノワール360度動画紹介記事)
(【復興支援】ハコスコ熊本城360度動画紹介記事)

dTV VR

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・対応プラットフォーム
iOS版 / Android版
・特徴:すべて日本語のコンテンツ。エイベックス所属のアーティストによる、“視聴者(自分)の周りでパフォーマンスをしてくれる”などここでしかできない体験ができます。コンテンツに出演しているアーティストのファンにはおすすめです。Acid Black Cherry、AAA、超特急、lol、まこみななど。10月にはa-nation stadium fes.のライブ映像も配信予定(アーティスト未定)全て無料動画です。
(dTV AAA360度MV紹介記事)

YouTube 360°Videoチャンネル

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・対応プラットフォーム
iOS版 / Android版 / Web版
・特徴:動画配信プラットフォームのYouTubeの360°Videoチャンネルでは360度動画がキュレーションされています。ユーザーがあげる360度動画が多いので玉石混合といった印象ですが、ホラーのカテゴリなどとにかく他よりも多くの動画があるので、飽きません。“Trending 360° Videos”から見ていくのをおすすめします。“遊園地”は実際のジェットコースターに乗て撮影した動画がほとんどです。視線が上下左右にかわり酔いにつながるため、酔いやすい方は避けたほうが無難ですが、酔いに強く好きな方には楽しいかもしれません。ヘッドフォンはもちろん、椅子に座って足が浮いた状態で見ると浮遊感が増すのでおすすめです。
(YouTube360度竜巻動画紹介記事)

Google Spotlight Stories

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360度アニメや実写SF怪獣などがあります。360度動画のコンテンツは5つほどしかありませんが、特におすすめなのは『PEARL』『Buggy Night』という360度アニメ。その場にいるからより強く響く感動、周りを見回す楽しさが刺激される作品になっています。※上記画像のスポットライトマークがついた画像が360度コンテンツです。
(Google Spotlight Stories360度アニメ紹介記事)

Littlstar

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・対応プラットフォーム
iOS版 / Android版 / PC版 / Gear VR / Apple TV / HTC Vive / Oculus Rift(対応予定)

・特徴:360度動画専用配信プラットフォーム。9月から日本に公開されたばかりでほとんど英語のコンテンツですが、トラベルやアウトドアをはじめ、絵自体を楽しむセリフが多くないコンテンツは英語がわからずとも問題ないです。全コンテンツ無料動画です。

また、かなり幅広いカテゴリに分けられているため、お目当ての動画にアクセスしやすいです。政治やASMR、セレブなどほかにないカテゴリも多く、今後さらにコンテンツが増えることが予想されます。

・カテゴリ一覧
トラベル / アウトドア / ライフスタイル / スポーツ / テクノロジー / ミュージック / その他 / 教育・学術 / 航空・スカイスポーツ / ヒーリング / ジャーナリズム / ムービー / 自動車・バイク / ニュース / デザイン・アート / アニメ / 建築・不動産 / ファッション / セレブ / フィットネス / ゲーム / グルメ / テレビ / 政治 / コメディ / ホラー / ASMR

Jaunt

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・対応プラットフォーム
iOS版 / Android版 / Web版 / Oculus Rift / HTC Vive / Gear VR
・特徴:すべて英語のコンテンツ。高品質な映像がみれ、カテゴリがわかりやすいので興味を持ったチャンネルにアクセスしやすいです。ポール・マッカートニーのチャンネル(PURE MCCARTNEY VR)、HOME TURF(エクストリームスポーツ)が高品質でおすすめです。
(JAUNT紹介記事)


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