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VR/ARの市場の将来像とは?シリコンバレーで語られた最新動向

VRの一般消費者市場は中国から広がる(Outpost Capital)

最後に、ベンチャー・キャピタルであるOutpost Capitalのゼネラル・パートナーRyan Wang氏の講演を紹介します。同社はサンフランシスコに拠点を置きながら、中国にもつながりを持ち、米国と中国を繋ぐ形でスタートアップの支援を行っています。

Wang氏は、まず中国のVR業界のトレンドを紹介しました。最初の動きがあったは2015年第3四半期だと言います。グーグルは2015年6月に、ダンボール製のスマホ向けVRデバイスCardboardを発表しその設計図を公開しました。その影響を受けてCardboard型のいわゆるVRゴーグルが大量に作られるようになりました。その後、2015年第4四半期にはPCに接続するVRヘッドマウントディスプレイが、その後四半期ごとに360度カメラ、360度動画事業(プラットフォーム、コンテンツ制作、ツール)、VRゲーム、ビジネス向けB2BのVR、とトレンドが目まぐるしく変わって業界が拡大しています。

Outpost Capitalが作成した中国のVR業界図。特にアウトプットの質が高い企業を選定しているとのこと。ハードウェア(上段)だけでなくコンテンツやツールを開発している企業も多いことが分かります。

中国におけるVRアーケードの可能性は非常に大きい

そして、市場の立ち上がりとして期待できるのはVRアーケードと明言。

・中国にはすでに1万以上のVRアーケードが存在
70%は小規模な体験場所ですが、一定の広さに特殊な筐体を置く中規模なもの、また広大なスペースを体験施設とする大規模なものの3種類に分類されると言います。
来場者のうち、60%が女性
70%以上の施設が赤字

以上のような現状があるとしつつも、Wang氏は中国市場におけるVRアーケード市場の見通しは明るいとの見解を持っています。

その理由として、今後増える消費者は、VRが物珍しくて体験する層ではなく、コンテンツを求めるようになること。マルチプレイ、協力プレイ、eスポーツなどのソーシャル要素が強く求められており、それに応えるコンテンツが作られ始めていること、などを挙げました。

そして、中国のVR市場の特徴として、潜在的な規模が大きいだけでなく「適応が速い」との見解を示しました。Wang氏は「一般消費者の適応は、アメリカよりも中国の方が速い」と主張。市場の形成には企業だけでなく、政府も関わっていることや、消費者が新技術に対して、様子見ではなく試したがる傾向にあること、アーケードが急速に広がっていることやハードウェアの製造、モバイル機器の普及など、VRを導入する素地が整っている、と言います。

今後、アメリカで市場にインパクトをもたらす新しい技術が生まれ、中国市場でその技術の一般化がおき、ビジネスモデルが確立されてくる、といったエコシステムが生まれてくるのではないか、と予測しています。

見えてくる「普及」のルート~市場予測のまとめ

今回、3社の観点からのVR/ARの市場動向・予測を紹介しました。

・立ち上がりに時間がかかるもののVR市場は着実に成長を続けていく
・今後、中国を中心にアーケードが大きな役割を果たす
・市場として中国の重要性が増す
・ARの市場の本格的な立ち上がりが2018年から始まる

アーケードに関しては、欧米のスタートアップ等のセッションが多かったSVVR EXPOにおおいてもいくつかのセッションがあり、中国を中心とするアジアの企業だけでなく欧米企業の間でも関心が高まっていることが伺えます。

VR/AR業界の状況は目まぐるしく変化しています。SuperdataやDigi-capitalの2016年の市場規模の予測に対して、実際の規模が下回ったように、予測も難しくなっている状況です。また、アメリカと中国、ヨーロッパ、そして日本など、各国でVRという新技術への適応スピードやビジネスモデルが異なってきており、市場の広がり方も多様になりつつあります。

Mogura VRでは、今後も引き続き最新動向を追っていきます。

(参考)
Supardata infographic
http://svvr.com/press-media/svvr-2017-superdata-infographic/

Superdata公式
https://www.superdataresearch.com/

Digi-Capital公式
https://www.digi-capital.com/

Outpost Capital公式
https://www.outpostvc.com/

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