2Dフロアプラン、3Dモックアップ、フルルームスケール環境をVRで作成することができるインテリアデザインツール、『TrueScale』が登場しました。アメリカで最大手の家具メーカーのカタログから家具のデータを呼び出してVR内で配置し、実際にその様子を体験することができます。
仮想上で部屋やオフィスの設計
TrueScaleは、個々の部屋、オフィススペース、家全体などを、自分の仮想空間上で数分で設計して、実際にVRで実際に体験できるVRアプリです。
このアプリケーションは米国最大のオンライン家具小売業者であるWayfairの3DモデルAPIを使用しています。つまり、実際の家具や装飾品の広範なカタログを使用して、Wayfairから提供された40,000を超える3Dモデルのライブラリからデザインをバーチャルスペースをリアルに埋め込むことができます。
ユーザーがフロアプランを作成すると、自動的にドールハウス型モデルとして複製された3D環境を生成します。ユーザーは作成されたスペース内に入ることができ、現実のスケール感覚を得ることができます。
歩き回れる仮想の家
HTC Viveに対応した本アプリケーションはルームスケールに対応しており、作った家の中を歩いてみて回ることができます。
また「デザイナー、顧客、平均的な住宅所有者でさえ、生活空間や仕事空間の完璧な部屋の設定をコンセプトにできるアプリを開発しました」と同アプリを開発したVive StudiosのChris Chin氏は述べています。
TrueScaleは、Vive StudiosとImmersionのパートナーシップで開発されたアプリケーションです。
将来的には、配置した家具をボタン1つで購入することができるサービスなども実装する予定とのことです。また、建設的なツールとしてだけでなく、コミュニケーション機能やバーチャル会議機能などをもつプラットフォームとしても提供できるように取り組んでいるとのこと。
TrueScaleは現在、ViveportとSteamで2,059円で販売中です。また、記事執筆時(2017年12月24日)、Steamのウィンターセールにより25%オフの1,537円で購入することができます。
Steam
(参考)
Designing Spaces in VR with TrueScale/VRSCOUT(英語)
https://vrscout.com/news/designing-spaces-vr-truescale/