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MoguraVR

2017.07.14

あの世界遺産を360度動画で見てみよう! 『登嶋健太の360°たび日記』第2回

こんにちは。【福祉×VR】をテーマに高齢者向けのリハビリにVRを活用した取り組みをしている登嶋健太です。連日の30℃を超える天気に夏バテ気味です(笑)。

前回のコラムではベネチアの360度映像を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?世界で1番美しいと言われるベネチアの「サン・マルコ広場」や「ゴンドラ」の風景をお届けし、コラムへの反響もいただきありがとうございました。


上の写真にありますが、先日「Gear 360 (2017)」を購入しました!これまでの「Gear 360」はGalaxy端末専用でしたが、この2017モデルからiPhoneで使えるようになったので、普段から持ち歩き日常使いをしています。使用感についてもコラムでお伝えしますね。どうか打ち切りになりませんように……(笑)。

古い街並みと現代が混在するユニークな人気観光都市「スペイン・バルセロナ」

スマホのハコスコアプリから体験するのはコチラから!
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2回目の『登嶋健太の360たび日記』はスペインのバルセロナです。街全体の雰囲気を構築しているが世界遺産の「アントニオ・ガウディ作品群」。バルセロナの年間観光客数は約3,200万人と、同市の人口(160万人)の約20倍にものぼります。そのバルセロナの中でも観光地としてダントツ人気なのが先述した「アントニオ・ガウディ作品群」で最も有名な未完成の建築物「サグラダ・ファミリア」です!

「サグラダ・ファミリア」は1882年に着工された教会で、2017年の現在も建設中で2026年に完成することが予定されています。まずは、バルセロナの観光地として一番人気の「サグラダ・ファミリア」の360度映像の紹介から始めていきます!


まずは「サグラダ・ファミリア」の全体を見るためにガウディー広場に行ってみましょう。ここはガイドブックにも載っているほどの撮影スポットです。

教会全体だけでなく池に反射する教会が印象的で記念写真を撮る人で賑わっています。

「サグラダ・ファミリア」に背を向けて後ろを見てみると(黄色の点線の丸枠で囲った箇所)、ビーリャというスポーツを楽しむ地元の人たちで盛り上がっています。日本の光景で例えるなら、朝の公園でゲートボールを楽しむお年寄りたちというところでしょうか。世界屈指の観光スポットの横でも日常が同居しているんだなと思いました。360度の映像では観光スポットにもこういった日常の風景が同時に楽しめる・撮影できるのも面白い点です。


それでは、「サグラダ・ファミリア」へ入って行きましょう。巨大な教会の外観はすべて繊細な彫刻で作られていて圧倒されました。さらに「カンカンカン!」と工事の音が聞こえてきます。着工から135年以上経ちますが未だに完成しないのも納得いきます。


「サグラダ・ファミリア」はリハビリデイサービスに通うTさんの心に残っている場所です。Tさんは、1995年にヨーロッパ周遊中にご主人と訪れ、教会の入り口で撮った記念写真を今でも大切にしています。「当時は内装工事中で教会には入れなかったのよ」と思い出話をしてくれました。

Tさんは360度映像で教会内のステンドグラスを見ると、友達に「キレイねぇ、また行きたいわ」と楽しそうに会話しているが印象的でした。

サグラダファミリアたび情報


聖堂内の開館は9:00-20:00(4月-9月)9:00-18:00(10月-3月)で、チケット購入には当日券の他にオンライン購入が可能です。

上右の写真のように、当日チケットを求めて教会の周囲を数百人の人がグルッと並んでいました。直射日光を浴びながら待つのは大変ですし、お昼前にチケット完売してしまうこともある(!)ので、時間ロスを回避するためにもオンライン購入して行くのがオススメです!当日まで天候をギリギリまで吟味したい人は、8:30までにチケット売り場に並べば安心です。

コンセプトが斬新すぎて(?)全く売れなかった集合住宅

グエル公園にやってきました。ここからはバルセロナ市街が一望できます!

1900年のグエル公園建設当時のバルセロナは工業化が進み、自然と芸術に囲まれて暮らせる住宅をコンセプトに設計されました。当時では先進的すぎたコンセプトだったため、60軒用意した住宅は2軒しか売れず、計画が断念された歴史があります……。その後1922年にバルセロナ市が取得しグエル公園として管理されました。

横を振り向くと色鮮やかな波のようなベンチがあります。360度映像では確認しづらいですが、遠く正面にはバルセロネータビーチが見え、のんびりリラックスできるベンチです。


実はこの広場は横から見るとこんな感じで、全体を86本の円柱によって支えられています。
気になるので階段を降りて見ましょう。

かなり太い柱で、宮殿のような独特な雰囲気ですね。

グエル公園といえば階段をトカゲ(?)の噴水です。これもガウディ作品の特徴の1つである、曲線的なデザインのオブジェです。複雑なデザインと細かい配色は砕いたタイルを貼り付けることで色鮮やかに表現しています。


左を向くと、ガウディのパトロンの自宅にする予定だった建物があります。現在は小学校として活用されています。

グエル公園たび情報

グエル公園の入場料は8€(約1,040円)ですが早朝(夏場なら8時、冬場なら8時半前)は無料で入場できます。

早朝の時間帯は小学校に登校する子供や、犬の散歩をする人などローカルな雰囲気を楽しめるでしょう!早起きして世界遺産を存分に味わってみてはいかがでしょうか。

しかし、朝の通勤時間で電車が大変混雑しますのでスリに気をつけてください。早朝だと公園内の警備員はいないのでトラブルには細心の注意が必要です!

あの有名マンガ家は世界遺産をアトリエにしていた!?


カサ・ミラに来ました。ここはガウディが54歳の時に着工されたマンションです。特徴として直線部分を全く持たない他では見られない建造物となっています。カサ・ミラは1907年に完成したが、斬新すぎるデザインにバルセロナ市民から多くの苦情な来たそうで、借り手が全く見つからなかったそうです。

今では世界遺産登録され、人気マンガ家の井上雄彦先生(代表作品は『スラムダンク』、『バガボンド』など)は、1ヶ月間アトリエとしてカサ・ミラの部屋を借りていました。バルセロナの空気が作品のインスピレーションに繋がったそうです。

2014年に六本木で特別展「ガウディ×井上雄彦 シンクロする創造の源泉」を見にいきました。その後にバルセロナへ自分が行くことになると想像してなかったのですが……(笑)。


チケットゲートを抜けると中庭です。まるで海底にいるような雰囲気で屋上まで吹き抜けになっています。見上げると分かりやすいのですが、窓がキチッと上まで並んでますね。

そこから一気にエレベーターで屋上へ上がりましょう!

中庭と雰囲気がガラッと変わり、屋上は乾燥した山のようで床は高低差があり波打つような床になっているのが特徴です。

ガウディの真骨頂と言えるユニークな形と色合いの通気口と煙突が立ち並び、注意深く観察したり腰をかけて談笑する観光客がいます。バルセロナ市街の真ん中でゆったりした時の流れを感じました。

VRの大きな特徴を活かすためには…

テレビなどの映像は発信される情報を視聴者が一方的に受けることしかできませんでしが、VRは視聴者が映像に飛び込むことで、自身が自由に視点を動かし、自ら情報を取得するコトが可能です。

VR体験者の自由(能動性)をなるべく奪わないようにするために、360度撮影の際はカメラを定点固定して撮影するのがオススメです。


上の写真のように、多くの観光地では三脚を立てるコトができません。「三脚はダメ」の注意書きがあったり、観光客に蹴っ飛ばされり、何よりも治安が良くない国ではカメラを持ち逃げされてしまったりされることも……。

そのため、定点撮影では自分でカメラを持ってじっとしながら撮影するようにしています。


歩きながら360度撮影する場合は初回コラムも参考にしてみてください。

歩きながら360度撮影す時のコツを挙げるとすると、周りの人に比べてゆっくり歩くこと

そうすると後ろを歩く人にどんどん追い抜かれていきます。人間は歩行時に目線が前方に集中してしまいがちですが、ゆっくり歩く撮影することでVR体験者は視線に余裕が生まれ、周りを見渡すことができます

またゆっくり移動することで、カメラ振れや、目と身体のギャップから起こるVR酔いの軽減にも繋がります。


上の写真は、高齢者施設でVRレクリエーションをしている様子です。

手前の高齢者が見ているVR映像をPCディスプレイにミラーリングすることで、周りの高齢者も楽しむことができます。

VRゴーグルのハコスコを使って360度映像を見る方は「思い出の風景」を振り返りながら、PCディスプレイを見ている高齢者と会話しています。逆にPCディスプレイを見ている方が「右を見せて!」と言うとハコスコをしている方が右を見てあげたりします。まるでハコスコをしている高齢者が旅先のガイドのような形になっています。

テクノロジーを活用することで新しいコミュニケーションが生まれているのを見て、高齢者から高齢者へのサービスにも繋がるのではないかと考えています。

第2回目のコラムは以上です。今回はバルセロナの紹介と海外の観光地で360度撮影する時に安全面で気を付けるべきことなどを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

また私ごとですが、7月21日から9月14日までアメリカにある日系老人ホームで活動します。なので、次回コラムはカルフォニアからお届けします!【福祉×VR】をより広げるために精進して参りますので応援をお願いします。

各種SNSを使ってカルフォニアから360度Live配信も行います。ぜひフォローをよろしくお願いします!

Twitter:https://twitter.com/KentaToshima
Facebook:https://www.facebook.com/kenta.toshima.35

この記事を書いた人

登嶋 健太

高齢者施設で介護予防プログラムにVRを活用しています。
「元気になって〇〇へ行きたい!」クラウドファンディングで資金を募り、お年寄り100名以上の希望の地へ。国内や世界28ヵ国50都市で360度撮影を実施。パーソナルなVRコンテンツを制作しています。

VRによるメンタルサポートがリハビリ成果に繋がると考えてます。

-メディア出演-
NHK:おはよう日本・ バリバラ
フジテレビ:とくダネ!
読売新聞など

-受賞歴-
平成29年度 総務省 異能(Inno)vation ジェネレションアワード部門 特別賞
中野区産業振興推進機構開催 第3回 Business Digging Festival「VRを使った身近なアイデアコンテスト」 試作開発部門 ゴールド賞

-学会発表-
第21回 日本バーチャルリアリティ学会
第31回 人工知能学会全国大会

HP:https://www.ittaki.com/
Twitter:https://twitter.com/KentaToshima

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