株式会社東急レクリエーションとバルス株式会社 は、3月23日付けで事業提携を発表しました。バーチャルアーティストのライブ拡大やライブビューイング網の共同開発、XRライブ興行の共同企画・運営を行います。
東急レクリエーションは映画興行や不動産業を手がける東急グループ企業。バルスは3D空間上のエンターテイメントスペース「SPWN」を運営しています。
今回の両社の事業提携では、以下の3点を中心に双方協力体制のもと事業を推進していく予定です。
「109シネマズ」でのバーチャルアーティストのライブ拡大
東急レクリエーションが19箇所で運営するシネマコンプレックス「109シネマズ」では、これまで大阪と川崎の2箇所にてバーチャルアーティストのライブが開催されました。事業提携により、実施劇場を全国に拡大していくとのこと。まずは名古屋をはじめとし、広島のほか、順次実施劇場を全国にて拡大予定です。
ライブビューイング網の共同開発
バルスが運営する遠隔ライブシステム「SPWN」では、会場や場所を選ばず、多拠点で同時にインタラクティブにライブを実施することが可能です。事業提携では「109シネマズ」に加え、全国の劇場を結び、より多くの拠点で同時にインタラクティブなライブを実施できるようライブネットワークを拡大・開発するとしています。
このネットワークと通常回線での低遅延高画質映像伝送技術により、「バーチャルアーティストのライブだけでなく、リアルのアーティストのライブビューイングも小規模から大規模まで幅広い規模の開催が可能」とのことです。
ライブ事業の共同興行
バルスと東急レクリエーションは、今後、東急グループが持つ渋谷等の施設での展開を想定し、XR(AR/VR/MR)技術を活用した新しいライブエンターテインメント・コンテンツの企画および製作を共同で実施する予定です。
(参考)バルス株式会社 プレスリリース