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業界動向 2022.10.05

ARの影響力は「より強まる」。アップルのティム・クックCEOが講演で語る

アップルのCEO、ティム・クック氏がイタリアのフェデリコ2世・ナポリ大学(Università Degli Studi di Napoli Federico II)で公演を行い、「ARは近い将来、多大な影響を与えるようになる」という見解を語りました。MacRumorsなど、複数の海外メディアが報じています。

クック氏の公演は、大学で行われた名誉学位授与式の際に行われました。学生から「最もエキサイティングな未来のテクノロジーは何か?」と聞かれたクック氏は「AIとAR(拡張現実/Augmented Reality)だ」と回答。以下のARの影響力は、将来的にインターネットと同レベルまで強くなる可能性を示唆しています。

ARには非常に期待しています。今日ここで素晴らしい話ができたと思いますが、もしこの講演でARを使用することができれば、間違いなくさらに素晴らしいものになっていたでしょう。

今からそう遠くない未来に、過去のある時点を振り返ったとき「(当時は)ARが無いのに、どうやって生活していたんだろう」と思うことでしょう。今日、インターネットがなかったら、私のような人間はどうやって成長してきたのだろうと感じるのと同じように。一朝一夕には行かないでしょうが。

MacRumorsによると、クック氏の講演はARに関する説明を行っている際に途切れその後復旧しなかったとのこと。クック氏はこれまでにもAR領域の重要性を何度かに渡って述べており、2021年には、 New York Timesのインタビューで「アップルにとってAR事業は非常に重要である」との見解を語っていました。

(参考)MacRumors


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