株式会社リコーは、ワンショットで360度撮影ができるカメラ「RICOH THETA V」のプラグイン開発を支援する「RICOH THETA プラグイン パートナープログラム」を2018年春より開始します。また、ユーザーが開発したプラグインを共有できるプラットフォームを開設することを発表しました。
RICOH THETAは、スティック型のボディに2つのレンズが搭載された360度カメラです。スマートフォンアプリ用のアプリケーション・プログラム・インターフェース(API)とソフトウェア・デベロップメント・キット(SDK)を公開しており、映像表現のツールとしても利用されています。
RICOH THETA Vは、新たにAndroidベースのオペレーションシステムを採用することにより、カメラ本体の機能をプラグインによって追加できる、自由度の高い拡張性を実現しています。既にプリインストールされているプラグインとして、撮影したカメラ本体内の映像データをテレビなどのモニターに360度で映し出せる「リモート再生」機能があります。同カメラの拡張ロードマップはこちらの記事で紹介しています。
RICOH THETA プラグイン パートナープログラムの参加者は、さまざまなプラグインの開発や使用用途に沿ったカスタマイズが可能になるとのことです。またリコーは、ユーザーが開発したプラグインを共有できるプラットフォームを提供するとともに、プラグイン開発の支援を行うとしています。
なお、リコーは2018年1月9日より米国ラスベガスで開催される、コンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「CES 2018」にてプラグイン開発を体験できるブースを出展しています。
(参考)
株式会社リコー ニュースリリース
http://jp.ricoh.com/release/2018/0109_1.html