Home » VR遠隔操作ロボットのTelexistence、約22億円を調達


投資 2021.06.18

VR遠隔操作ロボットのTelexistence、約22億円を調達

遠隔操作ロボットを開発するTelexistence株式会社(以下TX)は、約22億円の資金調達を実施しました。製品開発チームの拡大や、小売店舗や物流分野向けの製品開発、導入に活用される見通しです。

TXに出資を行ったのは、株式会社モノフル、Airbus Ventures、KDDI Open Innovation Fund、DEEPCORE、東大IPCのほか、複数の投資家です。今回の調達により、TXの資金調達の総額は約45億円になったとのことです。

遠隔地からロボット操作、国内パートナーと導入を進める

TXはVRやテレイグジスタンス技術、ロボティクス、通信、触覚、AIなどのテクノロジーを駆使して遠隔制御ロボットの開発する企業。テレイグジスタンス技術とは、人間が遠隔地に実際に存在しているかのような臨場感を持って作業やコミュニケーションを行うための技術です。直近では、ファミリマートと遠隔操作ロボットを実店舗導入する発表を行いました。

今回の調達を通して、TXとモノフルは、物流施設業務向けのAWP(Augmented Workforce Platform/拡張労働基盤)の開発と商用運用や社会実装を進めるため、パートナーシップを強化。AWPを利用することで、倉庫内に設置されたロボットをインターネット経由で操作可能になり、遠隔地から作業に参加できます。

TXは国内の物流業者をパートナーとし、物流分野向けに遠隔操作ロボットのトライアル導入の準備と製品試作を進める、としています。

(参考)Telexistence株式会社 プレスリリース


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード