Home » ソニーのVR関連特許が新たに確認 リアルタイムのイメージアップスケーリング技術関連か


PlayStation VR 2021.11.15

ソニーのVR関連特許が新たに確認 リアルタイムのイメージアップスケーリング技術関連か

次世代VRシステム(※)関連の可能性がある、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の特許が、新たに確認されました。機械学習を活用した、リアルタイムのイメージ・アップスケーリングを可能にする技術と思われます。

(※:正式名称がPlayStation VR2かは未確定)

特許の正式名称は「イメージを完成させるためのコンピューター実装メソッド(computer-implemented method for completing an image)」。世界知的所有権機関(WIPO)に出願され、2021年10月に公開されました。

データ上のイメージ画像は、消失したり破損したりしたデータを含みます。この“ギャップ”を埋めるための方法は複数あり、機械学習もそのひとつ。ただ同メソッドは高性能なデバイス性能のために(実用化までに)時間が必要です。

今回の特許の技術は、この問題に対処するため、イメージ画像の“マスク”を作成。変更前に一部セクションを表示し、その他の部分を隠します。その後は、状態(表示されているか、隠れているか)に応じて、“充填( filling)”措置が適用されます。これを繰り返し行うことで、コンピューターは、“ホール”の存在すべき(存在すべきではない)場所を学習。より迅速かつ低い演算性能で処理を行えるようになります。

特許内には、「VRヘッドセットはより高い演算能力を必要とする(Virtual reality headsets require much higher computing power~ )」という文面がありました。よって、VRデバイスでの使用も考えられている技術と言えそうです。また海外メディアGamesRadarは、PlayStation 5自体での使用もあり得ると考察しています。

(参考)GamesRadar


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード