ソニー株式会社は、グループ内横断型のVR創造プロジェクト「Project Lindbergh(プロジェクト・リンドバーグ)」を進めています。”VRのさらに先”を目指すこの取り組みについて、公式な動画が公開されました。
全ソニーグループからメンバーを集める
「Project Lindbergh」の主眼は、エンターテインメント界を盛り上げるXR体験を作り出すこと。音楽やゲームといったソニーグループ全体からメンバーを集め、独立チームとして行われているプロジェクトです。
https://www.youtube.com/watch?v=ltw6td5I0B4
2019年には、「ルミエール・ジャパン・アワード2019のVR部門にて、同プロジェクトが制作した「Survive Said The Prophet VR EXPERIENCE」がグランプリを、「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018–“光”&“誓い”–VR」が特別賞を受賞。実写VRの領域で実績を挙げています。
VRのさらに先を目指す
例としてライブをVRで配信する場合、専用のカメラを被写体の近くに置く必要があり、このカメラが舞台の妨げともなります。これを、“VRで撮ることが前提のライブ”という逆転の発想でステージを設計。VRでしかできない体験を作り出していくとのこと。
前述のアーティストの実写VRライブ生配信の他、視聴者との一体感を作り出すVTuberコンテンツの制作等、”a new world beyond virtual reality(VRのさらに先の新世界)”を掲げています。
プロジェクトのリーダーを務めるソニーインタラクティブエンタテインメントの田中茂樹氏は、「未来のエンターテインメントコンテンツを作るような、そういう夢のあるプロジェクト」と説明。「1つ上の世界観を作れるタイミングになったんじゃないかなというのを、今やり始めている」と意欲を語っています。
(参考)YouTube