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投資 2019.05.13

第二のVRChatなるか、新たなソーシャルVRサービスが1億円調達

映画「レディ・プレイヤー1」に登場する“オアシス”のような、大規模かつ多人数で参加できるVR空間を作ろうと、様々な企業が取り組んでいます。

ソーシャルVRサービス「Somnium Space」を手掛けるSomnium Space社は、100万ドル(約1億円)の資金調達を行いました。同社は今回調達した資金をもとにサービス開発を行います。

Somnium Space社は2017年創業。翌年には「Somnium Space」開発のためクラウドファンディングサイトIndiegogoで資金調達を行い、20万ドル(約2,200万円)以上を調達しました。

好きに物作りや建設ができる、現在アーリーアクセス中

「Somnium Space」は2018年9月にアーリーアクセス版がリリースされています。本サービスの特徴は「VR世界で自由に物作りができる」という点で、プレイヤーは購入した土地に学校や映画館、公園などを好きなように構築・建設することが出来ます。2019年5月現在もアーリーアクセス状態が継続されており、Steamから無料でダウンロードできます。

「Somnium Space」の対応VRヘッドセットは、Oculus Rift、HTC VIVE、Windows Mixed Reality系ヘッドセット(※)。Somnium Space社によると、2019年夏のリリースを目標としてOculus Go版の開発を進めているほか、2019年後半にOculus Quest版も配信開始予定とのこと。また、「Somnium Space」は、2Dモードにも対応しており、VRヘッドセットを保有しない人でもプレイ可能となっています。

米メディアVRfocusによると、「Somnium Space」内では毎週、あるいは毎月といったスケジュールでイベントが催されており、ボーリング大会やカンファレンス、ミュージシャンLuke’s Reynolds氏のライブパフォーマンスなどが過去に開催されています。

関係者からのコメント

今回の資金調達の成功について、Somnium Space社の創業者でCEOのArtur Sychov氏は以下のようにコメントしています。

今回の資金調達の成功は、我々に「Somnium Space」内により多くの要素を、より早く実装することを可能としてくれます。私自身は、ソーシャルVRの明るい未来をこれまで以上に信じています。我々はこのビジョンを可能な限り早期に実現するため、全力を注いでいきます。

(参考)VRfocus
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